私とわたしの日々是好日

作者 伊藤肇

胸に刺さった甘い言葉が、明日の活力になる同棲物語!

  • ★★★ Excellent!!!

仕事はできるが、家事はからきしな調月絢瀬の恋人は、むちむちの筋肉を有するイタリア人のヴィンチェンツォ・ガブリエーレ・フェッリーニ。その、基本甘々で時にコミカル、ドリーミーだけど妙にリアルな同棲生活のお話。

料理上手で優しくて、たっぷりの愛を注いでくれて仕事もできる、身長約2メートルのワイルドだけど可愛いヴィンチェンツォ。基本在宅勤務の彼が作る料理の手順は参考になるし、休日にテレビを見て散歩するだけのことにも、ニヤニヤと頬が緩んでしまう読み心地の良さがたまりません。「私」と「わたし」だけでなく、ヴィンスの同僚などの視点から描かれる章もあるので、ふたりの姿がより明確に「見えて」くるのも上手い!

どこから読んでも問題ないので、気になる章からピックアップし、自分の好みで読み進められます。随所に「羨ましいなぁ……!」と悶えまくる描写が散見している「満たされ小説」。呼ばれてみたいよ、ガッティーナ(イタリア人的“ぼくの可愛い子猫ちゃん”の意)!


(「あなたに“刺さる”かもしれない物語!」4選/文=藤田香織)

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