第156話
無事に進級してクラス替えでは見事(というか当然)凛とは離れ離れで。
陸と愛子とは同じクラスになった。
相変わらず西川君はちょっかいを出してくるけど、バイトも続けていてよく帰りに凛と口喧嘩している。
「毎回毎回、ほんと飽きませんよね」
「当たり前だろ!!お前がいたら安心してバイトにも行かせらんないよ!!!」
「過保護ですね、ウザいくらい」
「なんだと!!!?」
「そういうところ、直した方がいいんじゃないですか?マヤ先輩に嫌われますよ」
「まやちゃんが俺を嫌いになっても、俺がまやちゃんを好きだからいいの!!!」
「なんですかその理屈。神永先輩って馬鹿ですよね」
「はあ!!?馬鹿って言った方が馬鹿なんだよ!!」
……なんとも低レベルな喧嘩。
と言っても、基本的に低レベルなのは凛だけで西川君いつも軽くあしらってる。
「お疲れ様です!麻井先輩」
「あ、美琴ちゃん。お疲れ様」
入学、進級シーズンのこの時期はバイト先にも新しい子が入って、また指導係を任せられた。(廉先輩に無理矢理)
今度は女の子だから、一安心。
男の子だったら凛がまたうるさいからね。
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