This is a pen.
お兄ちゃんが何でそんなことを言うのか、私には理解できなかった。
だってお兄ちゃんが指しているのは、ペンじゃない。
豚小屋なんだもん。
「ねえ、それ豚小屋だよ」
「This is a pen!」
お兄ちゃんはちょっと意地を張るようにもう一回言った。
でもそれは、ペンじゃなくて、豚がいる小屋だよ。
「豚が入る小屋のことも『pen』って言うんだよ」
「えっ?」
お兄ちゃんのタネ明かしに、私はちょっと驚いた。
まだちょっと信じられなかったけど。
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