能天気物書き作家による、のほほんとしたのどかな日記帳

第64話 年末年始に読んでおきたい漫画

　今年も、もう数時間で終わりですね。

　漫画が大好きな私は、この一年も色々な漫画作品と出会いました。

　そんな中、大量に世間に溢れる漫画作品。

　一度は処分しようと思ってしまっても結局は手元に残っている漫画達。

　今回は大晦日特別版として、それらの作品から私ながらのお勧めを三作まとめて紹介しようと思います。

★聲の形

　耳の聴こえない少女と悪ガキ男子による物語。

　初めは少女のことを目の敵にしていた男子が心を入れ替えて手話を学び、もう一度少女とやり直す決意をする。

　所がそれは彼のこじつけで本当は別の理由もあった……。

　テレビにも紹介され、映画にもなり、多くの話題を呼んだ作品ですね。

　今や知らない人はいないと思いますが、あえてここで紹介しました。

　障がい者と健常者による複雑に巡りゆく想い。

　読んで下さり、二人の想いに共感して欲しいです。

★★政宗くんのリベンジ

　まるまると太って弱虫でモテない人物だった男子が叔父とすごした山籠りでパーフェクトなイケメンとして帰ってくる。

　通りすがりの女性を魅了し、ありとあらゆる口説き文句でおとしていく男子。

　しかし、そんなイケメンにも靡かない女子が現れるが、その女子は昔好きだった相手だった……。

　この作品も有名ですね。

　何より主人公がカッコいいというか面白い。

　昔、フラれた女子を生まれ変わった容姿で虜にさせ、最高の形でフッてあげる作戦。

　だけど彼の前で様々な女子が絡んできての大騒ぎ。

　元は小説からの内容であり、読んでいて楽しくなる作品です。

★★★恋は雨上がりのように

　中年のおじさんを好きになった女子高生という現実では、まずあり得ない物語。

『こんな冴えない男性のどこがいいの？』とおじさんがその女子に訪ねても『好きなことに理由がありますか』の一点張り。

　そんな女子にも少し前までは夢中になれることがあり、頑張っていたのだが突然の事情でその夢を諦めることに。

　そこでそのおじさんとの恋に芽生えるのだが……。

　連載時から人気のあった作品でしたが、アニメや実写映画にもなって更なるヒットを得た作品です。

　ファミレスの中年男性に恋をした女子高生の甘酸っぱい恋物語ですが、作者が女性のせいか、よりリアルな少女の気持ちが表現されていて読みやすいですね。

　最後の巻で物語は予想外の展開に進みますが、これもまた一つの通過点なのでしょう。

　またメディアごとに違うエンディングという部分も魅力的ですね。

　──さて、お勧めの漫画作品を三作あげてみましたが、どれも恋愛系というジャンルになりました。

　ラブコメ好きですみません。

　三作とも完結しており、巻数もそんなにありませんので、お年玉や大人買いでドカーンと全巻購入して読みふけるのもありかなと思います。

　年末年始、テレビもいいですが、時間をもてあそばずに漫画という世界に酔いしれる。

　そこで新たな発見もあるかも知れませんね。