第33話 創作のネタはどこからきているのか……について

 よく読者さんから言われる質問。

『あなたの創作のネタはどこからくるのですか?』について。


 その件を話すとなると、うって変わるかも知れませんが、私は昔、漫画家志望であり、学生の頃、大学ノートに自作の作品を描いていました。


 内容は遠い星から来た宇宙人がUFOで地球を調査していた所、たまたま近所にいた少年がイタズラをして、UFOを墜落させるというとんでもない内容から始まり、宇宙人と少年が手を取り合って仲良くしていくギャグに溢れた物語。


 当時からその愉快な発想が知らないうちに身についていたようです。


 実は漫画製作とは小説を書くゆえで非常によくちからが付くものでもあり、特に四コマ漫画の世界観は、その四コマに起承転結のすべてが盛り込まれていて、小説を書くためのちからが身につき、非常に有効性のあるお手軽な娯楽の一つでもあります。


 絵が下手でもいいんです。

 本題はその物語をどうやって終わりへと導くか、そこの文章の内容が勝負なんですよね。


 それから読んでくれる友達のために製作期限を設け、1週間に一回作品を公開すること。

 これにより、作品による集中力アップや製作時間の短縮化などのちからがつきました。


 ただダラダラと作品を書く訳にはいかなかったです。

 やるからにはとことんやる。

 それが私の創作としてのポリシーでした。


 それから、漫画を読むことも大事です。

 好きなジャンルの最新の漫画を読むことです。


 ここで、なぜ古い作品は読まないのかと思うでしょうが、漫画にしろ、小説にも時代の流れ、ニーズというものがあります。


 Web小説では人々が最新の情報を読むために作品を好んで選ぶ傾向があるため、古い設定の小説はあまりネットでは読まれないんです。

 古い作品は図書館とかで自由に読めますから。


 そして読んでみて、何度も読みなおして勉強をする。


 キャラの性格、しゃべり方、髪型、服装、

住んでいる舞台設定、時間の流れ、

物語の進み方、面白いところとつまらない部分、

なおかつ、自分ならこんな続きを書きたい……など、ただ読むだけではなく、自身を貪欲にして感性を磨くことですね。


 できれば漫画は手元に置き、いつでも読めるようにしておいて下さい。

 小説の物語が書けず、スランプになった時に役に立つ時もあります。


 また、沢山小説を書きたいなら映画を観た方が良いという言葉も耳にしますが、私自身、長編の内容は途中で疲れてしまうという欠点がありまして、それで好きな漫画を読みあさり、気兼ねなく手軽に1話が読める……という漫画の環境となっています。


『小説を書きたいから小説を読む』

 人によって様々なイメージを持つ言葉ですが、みんなが小説を読んで作品が書けたら苦労はしないです。

 それがきっかけで本が嫌いになったりもしますから。


 自分の好きな趣味から創作の輪を広げていく、これにつきると私は思います。


 折角楽しいことができたのです。

 やるからにはとことん楽しくやりましょう。


 物書きの皆さん、これからも頑張りましょう。

 物語の主人公はあなたです。

 自分を信じて、素敵な物語を作っていって下さい。

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