第18話 有栖と家庭教師
それから
御屋敷にいる 有栖(ありす)の方は・・
「素晴らしいです 有栖様」家庭教師が褒めそやす
「本当かしら うふふ」
「これだけのハイペースで予定していた教科が全て完了ですわ」家庭教師
「では 学校に転入ね」「はい 有栖(ありす)御嬢様」
「有難う先生」 「いいえ お役に立てて光栄ですわ」
「これからも頑張ってくださいませ」「はい」微笑む
「先生 お茶と紅茶を入れましたのよ」「あら 宜しいのですか」
「ええ 先生」コポコポと器にお茶を入れて 差し出す
「うふふ お菓子もどうぞ」「まあ 有難うございます」
しばしの会話の後 家庭教師は挨拶ともに立ち去る
「では また 失礼いたします」
「ええ、また」
教師を見送った後で 窓辺に立つ有栖
「新しいお友達が出来るかしらね うふ」
ぴーーっ ぴい 木々に留まった小鳥たちのさえずり
庭からは小鳥の声がしていた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます