第14話 星灯り
有栖、有栖ちゃん この子には もっとふさわしい男がいるはずだから
僕は・・・
「まあ!綺麗な花」 「あ、ああ」
花を指差して 振り返る少女 有栖
零れるような 素晴らしい美少女になった 有栖を見つめる
「本当に綺麗だ」京矢は呟いた
夜のビロードのような夜空に輝く月に星々の灯り
「月も綺麗」「そうだね」
夜空の月と星の中 さやさやと草木を鳴らして 夜風が吹く
「ホットミルクかお酒でも いかがですか? 兄さま」
「そうしようか」
有栖の手を握り 部屋へと戻る二人
有栖(ありす)は 京矢の顔を見ながら 頬を赤く染めた
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