なぜか隣に住んでいる女子高生に足として使われるようになった!?

夜空 星龍

第1話 6月10日(月)

 目を覚ますと雨が降っていた。

 先月までなら、雨の日ってだけで憂鬱だっただろう。だけど、今月は違う。なぜなら、俺は車を手に入れたのだ! とうとう、買ってしまった。念願のマイカーというやつを。これで、雨の中、何十分もかけて駅まで歩いてる行かなくてよくなる。そう思うだけで、雨の日が憂鬱ではなくなった。

 ちょうど、梅雨時ということもあり、今週はずっと雨が続くと天気予報で言ってた。

 先月までの俺ならそれで絶望していただろう。だけど、今月の俺は違うぞ。雨にも負けず、風にも負けず、会社に行くことができる。

 雨の日の強風ってのはもう地獄だ。傘は折れるし、雨のあたりは強いし、いいことなんて何一つない。だか、そんな悩みとはもうおさらばだ。

 俺は布団から起き上がって、会社に行く準備を一通り終わらせると、車のキーを持って駐車場に向かった。

 そして、俺は車のキーを天に掲げて、そのまま垂直に車に向けてこう言った。


「開け、ごま!!」


 ピッという音が鳴り、ピカピカの赤い新車のロックが解除された。

 俺は車まで悠長に傘をさして歩いた。このくらい、どうってことない。むしろ、これだけの距離しか傘をさして歩かないでいいと思うと嬉しくなった。

 車を納車してからもう何度か乗った。

 俺は傘を閉じ、慣れた手つきで運転席に座った。


「今日もよろしくな」


 俺がハンドルに頬擦りをしていると、

 バダンッと助手席から聞こえるはずのない音が聞こえた。俺はゆっくりと目を開けて、音のした方を見た。

 すると、視線の先には真っ白な生足があった。さらにその視線を上の方に上げていくと、ニコッと笑っている知った顔があった。


「よろしくね! お兄さん!」

「いやいや! よろしくね! じゃないから! なんで、乗ってるの愛菜ちゃん!?」


 この子は隣の家に住んでいる佐々木愛菜ささきあいなちゃん。高校三年生。たまに家の前で会ったら挨拶をする程度のお隣さん。決して、普段から一緒にドライブに行くとかそういった関係ではない。

 えっと、何この状況?

 なんで、愛菜ちゃんが助手席に?

 出勤時刻が刻一刻と迫っていた。だか、そんなこと気にする余裕もなく、俺はこの状況に混乱していた。


「なんでって、送ってもらおうと思って」


 愛菜ちゃんは「ダメ?」と縋るような目で俺を見上げてきた。

 そんな顔をされても困る。俺だって、これから仕事なのに。いや、まぁ、仕事じゃなかったら送ってあげたかもしれないけど、今日は仕事だ。遅刻したら上司に怒られてしまう。


「どうしてもダメ?」


 愛菜ちゃんは俺に追い討ちをかけるように綺麗な瞳を涙で濡らしていた。

 俺は女性に頼み事をされたら断れない性格なんだよ。まったく。


「分かったよ。送るからそんな目をしないでくれ」

「ほんとっ!?」


 さっきの涙はどこにいったのか、愛菜ちゃんは嬉しそうに笑っていた。


「やったー! お兄さん大好き!」

「こら、大人をからかうんじゃない。今日だけだけたからね」

「はーい」


 愛菜ちゃんは分かったのか分かってないのかどっちともとれるような返事をした。


「じゃあ、行くよ。俺、愛菜ちゃんの通ってる学校知らないから、道案内はよろしく」

「任せて!」

「あと、シートベルトね」

「はーい」


 愛菜ちゃんがシートベルトをつけたのを確認すると、俺はエンジンをかけた。

 てか、スタイルよすぎじゃない?

 シートベルトは愛菜ちゃんの谷間に挟まっていた。最近の女子高生は発育がいいんだな。て、見惚れてる場合か!

 安全運転で行かないとな。

 ゆっくりと、ペダルを踏んで出発した。




――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ここまで読んでいただきありがとうございます! 


 

【フォロー】【いいね】【☆】いつもありがとうございます。

 読者の皆様の応援が書くモチベーションになります!

 基本的に作者が読みたいものを書いてるだけなので温かい目線で読んでいただけると嬉しいです。


Twitterもしてるのでよかったらフォローお願いします!。

【@kuga_kakuyomu】

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る