ユーモアセンスと純情少年

❶「お前は人の体型に文句言えるほど大したカラダじゃないぞ。しかも、ちょっと太って更に可愛さに磨きがかかったやろ! 大阪のうまいもんいっぱい食べてくれたんやろ。俺はたとえ100キロになっても好きなままや。隣の席の時はよう喋ったんやけどなぁ……今の隣の席はなぁ。」

❷「いや、ただの勘違いでした。一回、会話の流れでさりげなく『好きなんやけど……』って言うたんやけど、道端に落ちてるうんこを見るような目で『なんて?』って言われたから適当に誤魔化してもうたわ」

 この女性に恋する一途な男心が好きなんですね。セリフが素晴らしいです。
 2人の男の子のキャラが大阪弁のふたりだからなのか、被る。2人は似たユーモアの男子なのかなあ。
 会話描写が中心になるから、会話の言葉選びだけで、キャラクタ付けを読み手がする。そうすると被るかもしれない。最初にデブとヤセとか分かりやすく描写があり、なおかつ、「〜〜〜」といつものように○○は偉そうに話した。とか描いたらわかり易いかなあ、とか。
 素晴らしいです。皆さんの素晴らしいレビューがたくさん、ありましたから、安心して、私のイマイチレビューが書けます。失礼しました。