変な光に付き纏われてます 6

「江奈?なんか凄い音がしたけど、大丈夫?」


その音に、雪ちゃんが部屋からヒョコッと首を出した。


「ゆ、雪…ちゃ……」


ブルブルと震える唇で、やっとの思いでそれだけ口にする。


「……どうしたの?その足下に落ちている物、何?」


雪ちゃんが、眉を寄せながら私の元へと近付いてくる。



が、



落ちている物を見た瞬間、ピタッとその足は止まった。


「……なに、コレ……」


目を見開いて、唖然としている。


当たり前だと思う。


だってそこには、数十枚に及ぶ、私だけが写った写真が、足下を埋め尽くしていたんだから――。

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