初夏色ブルーノート

作者 狐屋ぼびん

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★★★ Excellent!!!

亡くした彼、智昭をいつも感じる。
彼は、いる。
あの香りと音色とともに。
明子が感じるのは恐怖か、それともある種の幸福なのか。

読み終わるとき、あなたもなぜか、感じるかもしれません。ジャズの音色とあのコーヒーの香りを――。

上質のホラーを、どうぞ。
ただし、夜に読むのはお薦めしません。

★★★ Excellent!!!

「この曲を流してくれ。好きなんだ」
そう店にリクエストをしていた、かつての恋人は死んだ。そう、死んだはずだった。

彼がいるわけがないのに、なぜ……。

夜に流れる、アンニュイなヴォーカルの物悲しげなジャズ音楽。
耳を塞いでも、鳴り止まないブルーノート。

半音ずつずれるように、どんどん食い違っていく認識。
ずれに気づいた彼女がとった選択は……

この終わり方は、恐怖のまま壊れる結末より恐ろしい。

★★★ Excellent!!!

筆致企画に参加の作品。

プロットをきっちり踏襲しているのですが……うわっ、すごいホラーになってる!?

コーヒーとジャズが、明子を追い詰めていく、そして……。

怖いのですが、お化け屋敷を出たあとみたいな変なテンションになりました(私がおかしい可能性あり)。さらっと読めるのでおすすめです。

いやーなグロい気色悪さはないので、ホラーが苦手な方も大丈夫ではないでしょうか。……いや責任は持てませんけどね。

★★★ Excellent!!!

死んだ彼氏の命日の前後。
主人公の明子は悩まされていた。
コーヒーの香り。
ジャズの音楽。
彼氏の智昭が好きだったもの。
もう彼はいないのにコーヒーの香りがする。
ジャズが頭の中で鳴り響く。
何か未練があるのだろうか。
明子を今でも思っているのだろうか。
それともおかしいのは明子?
カフェのマスターとの会話はヤバすぎました。