さいのかみ

 今日は「歳の神(さいのかみ)」の日でした。

 歳の神は、会津地方の小正月に行う伝統の火祭り。しめ飾りや神棚のお供え物をお焚き上げして五穀豊穣、無病息災を願います。

 他の地域では「どんど焼き」などと呼ばれる行事と一緒のものだと思います。

 

 歳の神の火は、あたると一年間風邪をひかないというありがたいもの。

 雪の田んぼで煌々と燃える火目指して、近所の人がゾクゾクとやってきます。


 パチパチ、ゴウゴウ。

 赤、黄、橙、青と揺れ立ち昇る炎。

 夜空へ舞い上がる火の粉。

 頬に感じる熱。


 やっぱり綺麗でいいなぁと浸っていると、ぷうんと香ばしい匂いがしてきました。

 スルメの焼けるにおいです♪

 

 そう、歳の神では、お餅やスルメを焼いて食べます。

 神聖な火で炙ったスルメをカミカミしていると、一連の正月行事も終わり、一年が始まるぞーって思います。

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