第93話 上木和水vs本庄雅!



ピッチャーマウンドにマウンドをならしている上木さんがいる。


彼女は最低でもここ2年は軟式しかしていないはずだが、硬式をさっき打っていたが今現役で硬式やっていると言われても驚かないくらい普通に打っていた。



なら逆に投手はどうなのだろうか?

多分だけどチームに加入してる時は外野手で、俺の予測なら声が出なくなってチームを辞めてから投手を始めたと思っている。



軟式では変化球を投げてるのを確認した。


けど、硬式ではどうなのだろうか??

軟式と硬式じゃ変化球の投げ方は特に変わらないし、場合よっては硬式の方が思わぬ変化をする場合もあるかもしれない。




「俺がキャッチャーしようと思ったけど、審判するから七瀬受けてあげて。」




「わかった。上木さんちょっとこっちに来て!」




そういうと駆け足ですぐにホームベースまでやってきた。

こういうときにダラダラ歩いてくるのと、ササッと集合するのじゃ結構印象が変わってくる。

ダラダラと来る奴の方が少ないが、来たら来たで逆にふてぶてしいやつと思われるのだろうか?





「投げれる球種教えてくれる?」



「俺が知ってるのはスライダー、カーブ、ナックルカーブ、チェンジアップ、スクリューだけど他に投げられる球ある?」




「…ふるふる。」




「俺が今さっき言った5球種みたいだからとりあえずは七瀬がリードしてみて。もし自分が投げたい球があればガンガン首振っていいからね。」




俺はそう伝えると1度頭を縦に振ったが、性格的に首を振れるだろうか?


ピッチャーは多分草野球でしかしてないと思うので、硬式での真剣な勝負で勝てるかはどうか分からない。



上木さんは分からないことだらけなので今更考えても仕方ないし、今からのピッチングで投手としての力量が分かる。




ピッチング練習はストレートとスライダー、カーブを投げていた。


姉と俺と同じくチェンジアップ、ナックルカーブ、スクリューは右投げなので投げられなくもないが、俺はスクリューの代わりにスクリューに似た投げ方でカットボールを投げている。



それはカットボールではないと言われることがあるが、俺がカットボールの投げ方でカットボールを投げて高速スクリューみたいな変化球になっても俺はカットボールと言い張る。




俺、姉、上木さんは全員同じ変化球を得意球としている。


姉のコピーをしたのだろうが、そのコピーの精度がどれくらいなのか。


姉を完全に再現することは不可能だ。

そもそも男でも姉の再現をするのが難しいのに、女子が出来るとは思えないが、それを自分の力としてアレンジして使っているパターンが1番期待できる。



一緒の球を投げようと理想ばかり高くなって中途半端になるよりも、出来るところだけ抜き取れる諦めの良さや発想の転換も野球には求められる。





「よし、それじゃ対決始めるけど3打席勝負でいいかな?まぁ試合じゃないからどれだけ抑えたら勝ちとか負けとかないから正々堂々勝負してね。」





2人とも力強く頷いて気合十分といった感じだ。

勝ち負けは気にしないと言ったがやはり勝負は勝負。

上木さんと本庄はかなり勝負にこだわるだろう。




マウンド上の上木さんは緊張感というよりも高揚感に溢れている気がする。

草野球でも試合はしていただろうが、やっぱり同世代の実力のある同性と戦うっていうのは気合いの入り方も違うし、純粋に楽しみというのもあるだろう。




七瀬と上木さんはサイン交換をしている。

サインはあっさり決まったみたいだ。




『お。珍しいな。』




昔と言うほど昔ではないが、振りかぶって投げるワインドアップ投法だ。

めちゃめちゃ貴重ではないが、今はノーワインドアップとセットポジションからの投球フォームが主流になっている。




なぜ廃れてきているかは、腕を高く上げるため重心が上になりやすいとか、その投げ方で慣れすぎているとセットポジションの時にバランスが崩れてコントロール出来なくなったり、クイックが苦手になるとかそんな理由だったと思う。



俺も姉もワインドアップじゃないし、白星高校だけでもワインドアップは居ない。




上木さんのワインドアップはかなり様にってるというか、少し深めに帽子を被っているからかかなり威圧感を感じられる。



腕を高くあげて、左足を軸に右足をかなり高々と上げると同時に上げた腕を顔のやや下までグラブを落として、そこから上体を落とし大きく踏み込んでスリークォーターとオーバースローの中間くらいの腕の使い方で投げ込んでくる。





バシィッ!




アウトコース低めにこれ程とないコースにストレートが決まった。

しかし、かなり際どいコースだ。

ボールでもストライクでもどっちをコールしてもいいくらいのギリギリのコース。





「ボール。」




キャッチャーの七瀬はあんまり納得出来ていないようだ。



それはそうだろう。

俺もキャッチャーをしてるからよく分かるが、キャッチャーミットを構えたコースに正確に投げ込んできてボールは納得いかないだろう。




「ふぅ…。」




バッターの本庄は完全に手が出なかったという感じだ。


あんなにいいコースにストレート投げられるとバッターもストライクかボールで悩むし、その一瞬の悩みがコントロールがいい投手の術中にハマってると言ってもいいだろう。





これはあくまでテスト形式の勝負だ。

あんまり水を刺したくないと思いつつも、テストならではの課題を与えたくなってしまう。




2球目もアウトコース低めのストレート。



これはさっきよりもやや外側。


俺がさっきの球をストライク判定していたら、この球はボールを言わざるを得ないし、逆にさっきの球をボールといっていれば更に外ならボールとコールするのが普通だろう。




「ストライーク!」




「え!ストライク…。」




本庄は一瞬悪態をつこうかと思ったのだろうが、俺はいまコーチじゃなくて主審をしている。


どんなことがあれ審判が絶対なのだ。

心象を悪くすればその後のストライク、ボールも厳しくなるし、審判がそんなんじゃダメだろうって言われるかもしれないが、審判も人間だ。



ボールとストライクどちらか迷った時にその心情がバッター不利、ピッチャー不利になることだって普通に試合では有り得る。





「ワンボール、ワンストライク!」




ここまで2球連続で外角低めにいいストレート。

バッターの本庄は1回も手を出していない。

もしスイングするなら次のボールを打ってくると思うが、そこを狙われる可能性もある。




現に上木さんは七瀬のサインに3度首を振ってやっとサインが決まってすぐに振りかぶっている。



俺が七瀬なら次投げる球はアウトコース低めのスライダーだ。


3球連続でストレートと思わせてからスライダーで空振りをとれるケースだと俺は思う。

スライダーなら最悪見逃されてもボールで大丈夫だし、なによりもリスクが少ない。




3度首を振って投げたボールはインコースのストレート。



いや、違うな。

これはさっき打ち合わせで言っていなかったツーシームだ。




「ストライク!ストライクツー!」




これも本庄は見逃した。


ややスライダー気味のツーシームで左対左の打者不利のこのケースで、背中からやや入ってくるツーシームは一瞬当たるかもと本能的に危ないと思いつつも、打ちに行かないといけないというのは意識的にも、技術的にもかなり難しい。





「ちっ…。コントロールがよすぎる…。」




ここまで野手としてみてもコントロール抜群なのが分かるが、投手としてここまでコントロールがいい投手はかなり稀だ。

球のスピードは112.113km/h出てくる位だろう。

投手の平均スピードからすればまぁまぁ速い方だが、ここまで正確にコースに投げられると打者はかなり厳しい。



もし、苦手なコースがあったりするとそこをコントロールミスなくガンガン攻められるとバッターとしてもこの上なく厄介なのだ。




1-2と上木さんは追い込んでいる。

逆に本庄は追い込まれている。



しかもたちが悪いのは、上木さんはストレートとツーシームしか投げていない為、どんな変化球を投げてくるかが分からない。



投手練習は見ていたっぽいから、スライダーとカーブを投げるのは分かっているだろうがここでスクリューやナックルカーブを本庄に打ていうのはかなり大変だろう。




サイン交換が終わってワインドアップで勝負の4球目か、1度様子見の4球目か。




カーブだ。

左バッターの背中から入ってきて、アウトコースへ逃げていくカーブやスライダーは左打者殺しの変化球と言っていい。



しかもこの球を投げる時に意識してだろうが、少しファースト側のプレートから少しでもバッターの背中から入ってくるボールになるように投げられている。





本庄は一瞬腰が引けそうになったが、無理矢理強めに踏み込んでバットを出しに行く。




カキィン!




バシッ!





どうにかバットに当てられたが、上木さんがワンバウンドした力のないゴロを難なくキャッチした。


一応桔梗たちもポジションにはついているが、ポジションがスカスカ過ぎて守備になっていない。



上木さんは一応ファーストに送球することにしたようだ。

暴投するわけもなく桔梗もエラーすることなく本庄は1打席目ピッチャーゴロに倒れた。





「くそっ!いい投手だと認めざるを得ない。」




内心まだ気の緩みがあったのか、小さな声でもう一度気合いを入れ直していた。




すぐに2打席目の対決が始まった。

ここまで上木さんが断然有利だと思う。

左対左のピッチャー有利の盤面で、しかもまだ手の内を見せていない上木さんが有利なのは誰の目から見ても明らかだ。





「2打席目開始!プレイ!」




上木さんはサインに2回首を振ってワインドアップに入る。

俺はバッターの本庄をちらりと見た。




『こいつ。セフティーバントする気だな。』



さっきよりも打席の前に構えているし、バットを少しだけ短く持って左手に全然力を入れていないのがわかった。



これは投手からじゃかなり分かりずらい。

キャッチャーだったら気づいてもいいかもしれないが、まだ七瀬じゃそこまで気づくのは厳しいか。




上木さんが選んだ球種は真ん中から外に変化するスライダーだ。

これはストライクを取りに行く球で、さっきは完全にやられて焦っていると踏んで投げてきた打ち損じを狙ったスライダーだろう。




ボールを投げる少し手前でバントの構え。

やっぱりセフティーバントを敢行してきた。




コンッ




上手い。

相当絶妙なセフティーバントだ。

しかもセフティーバントしてからファーストに走るスピードも尋常じゃない。




これは完全にセフティーバントが決まった。




いや、上木さんはセフティーバントを予見していたのかすごい反応で3塁線に転がるボールをダッシュで取りに行っている。



もしサードがいてもかなりアウトにするのは厳しいタイミングだろう。

進藤先輩、月成ならアウトに出来ないと思うが、美咲ならワンチャンあるかもしれない。



いい反応で取りに行ってる上木さんだが、俺が思ったよりもバント技術が高かった本庄に狙われていた可能性が高い。


右投手なら3塁線のゴロを素手で掴んだ場合、ボールを取った瞬間に投げる体勢を取れる。


左投手が投げる手でボールを捕った場合、左手が一塁方向にある為ボールを捕った瞬間に1回キャッチャーに背を向けて投げるか、ぐるっと一回転して投げるかのどちらかのワンクッション入れないといけないのが左投手のセフティーバント処理のきつい所でもある。




捕ってからファーストへかなり無理矢理な体勢で送球した。

さすがにコントロール出来なかったのか、ショートバウンドになったが桔梗はそのようなボールを簡単に逸らしたり、落としたりしない。




「セーフ。」



上木さんの必死なバント処理も実らずファーストセーフ。

流石にあの完璧なバントとあのトップスピードまでの異常な速さの本庄をアウトにするのは無理だった。

普通の選手ならバントしたボールを捕って諦めるのが普通だろうが、一応送球まで出来ただけで褒められるべきプレーだ。





セフティーバント成功でこれで2打数1安打。

あのセフティーバントは何度でもいうがなんの文句も付けようもないし、俺があれを教えたりやれと言われても結構練習しないとできないだろう。


まぐれの可能性もあるが、バントの構えのタイミング、ボールの殺し具合、走り出しすべてがまぐれで出来るような精度ではなかった。




もし、うちに入ることがあればセフティーバントしてくるってバレるって言うのは教えてあげよう。

そういう癖は案外自分では気づかないものなのだ。





そして3打席目。

ここまで少ない球種で抑えようとししてきた上木さんが本気を出してきた。




3打席目は2打席目のようにセフティーバントが俺は有効だと思う。


1回見せた手をもう一度直ぐに使うのは勝負だと読まれるというが、俺は同じ手を使うなら連続でやるべきだと思う。



もしここで初球セフティーバントをしてきたら本庄の野球頭脳の高さに驚くかもしれない。




ワインドアップで初球を投げようとしている。



本庄は流石にセフティーバントの様子はない。


ここでもう一度セフティーバントを考えてやれって言うのは俺のワガママだろう。

2人はテストでもあり、対決でもあるから打ってヒットにしたいという気持ちは本庄から痛いほど伝わっても来る。




上木さんの選んだボールは何か。

多分ストレートなら本庄に打たれるような気がするが…。




「うっ…!」




打者の本庄から音にならないような声が漏れた。

初球に選択してきたボールは外に流れるチェンジアップ。

俺や姉のチェンジアップとは違い、下方向に落ちるというよりもスライダー気味に横に流れるようなチェンジアップ。



これは打ちづらいだろう。

俺も投げれるならこのチェンジアップを投げたいと思うくらいだ。




本庄はストレート読みだったんだろう。



完全にタイミングを狂わされてもうバットも出かかっている。


このままバットに当たれば5割は凡打、4割はファール、1割は飛んだところが良くてヒットになるだろうが、この崩された体勢からじゃまず打てない。




そのまま崩れたフォームを更に崩して無理やり空振りしにいった。



バットとボールの間はとんでもないくらい差ができたが、あのままバットに当てるのはやばいと判断したのか咄嗟に更にスイングを崩して空振りしに行ったのはいい判断だろう。




「よく空振りしにいったな。」




「…………。」




集中してるのかわざとなのか分からないが、俺の問いかけには完全に無視。

流石に一言くらい言ってくれても良くないかと思ったが、そこは俺がぐっと我慢することにした。




ここで次何を投げるかだ。

上木さんは意志を持ってキャッチャーのサインに首を振って自分で球種を選択している。


俺はこの勝負で上木さんでも本庄でも無く、1番感じ取って欲しいと思うのは目の前でボールを受けている七瀬だった。




七瀬については沢山課題はあるが、今はこの2人の勝負を見届けることが先決だ。




サイン交換している。

今回は1度も首を振らずにサインが決まったようだ。

七瀬が出したサインで上木さんが1発で納得するサインか。



俺なら2つ考えられる。


1打席目の最後の球はカーブ。

2打席目の初球はスライダー。

3打席目の初球はチェンジアップ。



もしここで打ち取ろうと考えているのであれば、ほとんど投げていないインコースのストレートで詰まらせる。



三振を狙って行くか、早く追い込んで本庄の打撃の自由を奪いにいくつもりならここはスクリューで空振りか見逃しを取りに行くだろう。



本庄はスクリューを投げられることを知らない。

その相手にスクリューはかなり厳しいボールになるだろう。





2人が1発で一致した球種は…。




半速球の球がど真ん中へ来る。

回転からしてスクリューだ。

2人はまだ投げていないスクリューでストライクを取りに来た。




本庄は強く踏み込んで、そのボールに対してフルスイングしに行く。





ブンッ!!





「ストライク!ストライクツー!」




本庄は外に逃げるカットボールかスライダーかどちらかと思ってフルスイングしに行ったが、逆に内にくい込んでくるスクリューに全く反応出来ず空振り。





「…やばっ。」




これで0-2で完全に本庄は追い込まれた。



本庄は知らないナックルカーブという現代の魔球が最後に残っているのだ。


彼女と最初に会った時に俺に見せてくれた姉と俺が投げるナックルカーブと全く同じ握り。



あの時自信がなければ俺の姉と知っていて、姉のナックルカーブと同じ握りを俺に見せつけるなんて有り得ないだろう。



そう考えると上木さんのナックルカーブは相当な落差とキレがある可能性が高い。




それを投げられたら本庄は95%位は打てないだろう。



もし、打てるとしたら投げる寸前に握りを見ることが出来てナックルカーブと認識出来ればカットくらいはもしかして出来るかもしれない。




俺の中でこの勝負はもう終わっている。

本庄には悪いが、この打席だけでいえば上木さんに対して手も足も出ていないし、実力不足なのが浮き彫りになっている。




たらればと言われればそれまでだろうが、本庄がこの打席で勝つには1打席目のカーブをファールにするか、2打席目の初球のスライダーを見逃して相手の球種を引き出させるかしておかないと、多分次かその次に来るであろうナックルカーブに対処出来ない。




2打席目のセフティーバントはタイミング的にも技術的にも完璧だったから、3打席目のことを考えるといい選択ではなかったが、あの2打席目の選択としては最善の選択だった。





3球目。



もうここで決めに来るだろうか?

俺なら迷わずにナックルカーブを投げる。

試合だったら違う選択も考えられるが、2人の対決はこの打席で終わりだと考えるとここで決めない理由もない。




やっぱりきた。



ナックルカーブ。


脇のラインくらいから膝元位まで落ちるというよりも、折れるような縦のカーブ。



俺や姉と同じならの話だが、上木さんのナックルカーブも同じように本庄の脇の辺りから急激に落ち始めて膝元位まで折れるような理想的なナックルカーブ。



本庄も必死に食らいつこうとスイング。





「ストライク!バッターアウト!」




本庄はやっぱり対応出来なかった。


このナックルカーブに対応出来るなら、1打席目のカーブと3打席目のスクリューに対してもっといい対応を見せられただろう。



流石に情報がなくて打てと言われれば難しいものはあるが、もっと対応力のあるバッティング技術を手に入れられればもっといい打者になって全国レベルの選手になれるだろう。




「2人ともお疲れ様。3打数1安打だったら.333で本庄の勝ちになるかな?まぁ勝ち負けはどっちでもいいけど、2人ともいい技術を持ってることを確認できたしいい対決だったよ。」




「あのセフティーは隙をついただけ。内容だけ見たら全然対応出来てなかったし、完全に負けた。」




「…ふるふる。」




上木さんはなにか違うことを感じてるようだ。

すぐに言葉が聞けないのは残念だが、何か必死に携帯で文字を打っている。




【そんなことない、本庄さんのあのセフティーとかチェンジアップの対応は凄かったし、これから対決を続けていけば抑えるのは難しくなると思う】




俺もそれには概ね同意だった。



今日は上木さんの方が明らかに有利な状況だったし、それをきっちりと生かして勝てるのも実力だと思うが2人はいいライバルになるかもしれない。




俺はこの2人が仲間として戦うのも見てみたいし、どちらかがうちにきてどちらかが他のチームで戦う姿も見てみたいと思えるくらいいい選手だと思った。





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