第275話 新人店員
「ブルーオーシャンへ、ようこそ」
「あ? 聞こえないっす、もう一度」
真新しいボーイの黒衣装に身を包んだ新人が挨拶の練習を充希から教わっている。
「前職は先生だから、なかなか、客商売が理解できないんだよ。一から教えてくれ、頼むよ」
奴は8時17時で昼間のシフトに入れてやった。学校と同じだ、ありがたく思え。
「そんじゃ、店の前の掃除して、終わったら、部屋と風呂の掃除ね」
「分かりました」
「違うよ。かしこまりました。さっき教えたばっかっしょ。頼んますよ。はい、すぐやる!」
充希にどやされながら、素直に仕事をしている。楽しみ?な逸材だ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます