第271話 みんなのたたかい15

俺は、理想主義者じゃない。職業に貴賤なしなんて考えてもいない。俺の仕事が皆に褒められる様な仕事でもないとも知っている。


でも、俺はこの仕事で生活している。

この仕事で得た給料で日々生活している。

それは事実だ。


誉められはしないが、


バカにされる様な覚えも全くない!


奴には自分で蒔いた、俺への侮辱の種を自身に刈り取らせる。

あいつが馬鹿にした仕事がどれほど大変か思い知らせる。


これは、俺の矮小な、満足と、


そして、六年一組の勇気への返礼だ。

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