第142話 おいかけろっ!3
後をつける私に気付く素振りすら見せず、隙だらけのけんたろーは、地下鉄の駅へと階段を下りていく、ヤバい、私、丸腰だ。財布持ってきてない。仕方がないここはプランC発動だ。切符売り場で行き先を確認していたけんたろーに向かって声を掛ける。
「けんたろー」
「何で?」
そう来ると思っていたよ、けんたろうー。
私が知るけんたろーなら、まず、驚いた表情をして理由を訪ねて、最後には嬉しそうに笑うのだ。
ほら………………笑わない………………。
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