第50話 レストラン2

リリィさんは、40テーブル程あるレストランの街が見える南側の窓をご所望で案内係のお姉さんにその席を指定して、そこの席でいま、二人で食事中だ。


「無理やりは困るなぁ。事実を話してもらえませんか?」


俺が、半分わらって、街の景色を見て、頬杖をつくリリィさんに言う。


「大丈夫よ、ウチは……安心して」


「それなら良いけど」


いい訳がない、相手は小学六年生だ。まあ、明るいうちに返せばいいか。既に、17時をまわっているが暗くなるのはまだまだ先だし。

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