第4話

 人生は、突き進まないとわからないと知った。


 外は怖いと決めつけていたけれど、やってみなければわからない。


 周りが何と言おうが、反対してこようが、否定されようが、自分で確かめなければわからないし進めない。


 きっとそれが人生。


 あの子の悪口やあの人のいじめを信じたって前には進んでくれないし、あの先生の言葉を信じたって、人が怖くなるだけだった。


 もっと素敵な景色は、行動すれば自分の力で見つけることが出来た。


 私だけが辿り着くことができる、私の世界。


 三年は会社は続けなければいけないだとか、大学は有名な良いところが全てだとか。男が偉いだとか。女が家事をするだとか。ネットで稼ぐなんて一部だけが成功するものだとか。うさぎ跳びが野球部を強くするだとか。根性論だとか。水分補給は甘えだとか。



 誰がそんな、おかしな当たり前を作ってしまったのだろうか。



 誰かが勝手に作ったのだろう?


 

 だから、人生は自分で確かめ行動しなければいけない。



 当たり前という普通という概念は、全て特別なのだと考え生きていきたい。



 これから、私は年齢や周りの押し付ける当たり前など気にせずに、挑戦し続けたい。



 いや、し続ける。



 その為に、体力づくりくらいはやっておこう。体力だけは勝手に衰えてしまうし、無いとチャレンジすらできなくなる。



 あと、お金は貯めておかないとだ。お金があれば挑戦しやすい。今できることは体力づくりと貯金か?



 若いと言われたいのではない、老いたくないわけでもない。



 私は生きていく時代を、自分で知り、行動できる人間でいたいだけなのだ。



 自分の道を強く突き進み、人生を豊かにしたいのだ。



 八十歳の私が、次はどんなことに挑戦しようかと笑っていられるように、私は今日も新しい扉を開き続けるのだ。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る