幽霊や妖怪より真に恐ろしきは人間なり。リアルなだけに他人の噂話に興味本位で首を突っ込む楽しさがあります。語り口がスマートでとてもわかりやすく、サクサク読めました。「普通の怪談」に飽きたらぜひ本作をオススメします!
この作品で怖いのは奇人が本当に存在し、人間が一番怖いことを改めて実感できるところです。こんな人が身近にいたら…と考えるだけで怖いエピソードがズラッと並んでいてゾクゾクしながら読んでいます(^^)お話の表現や構成がとてもお上手で、自分もその場で聞いているようにリアルに響いてきます。短編なので読みやすく、バラエティに飛んだ奇人のエピソードを読み出すと止まりません!
一話完結のヒトコワ(ヒトが怖い)話です。エピソードごとに恐怖ポイントが違うから、毎回新しい怖さを味わえます。なによりも身近にもありそうという点が一番ゾクリときます。
読み物としても面白く、自分の作品のフィクションラインを設定する資料としても活用したいと思いますこれからも執筆期待しています