第140話  ASKA

脳に効く薬物は禁止されている。



例えば、覚醒剤アンフェタミン、

メタンフェタミンは

結局、脳の中にドパミン、bエンドルフィンなどを作用させ


爽快感を感じさせる。



でも、あの鉄道青年のように



心の中に理想を持って、前向きに働く時


爽快感を持っているから



そんな、薬など要らないのである(笑)。




そういう理想を持つ事、つまり


魂を磨く事である。



愛する者の為に頑張るのも、辛い時もあるけど



理想を心に持っていれば、マラソンランナーが

トランス状態になるように



心が幸福になれる。




それは、生物が持っていた闘争の記憶プログラムであって




死闘の時、生命をそれでも守るために



痛みを忘れるために、神経を麻痺させるための

エンドルフィン作用である。




そんな時、心に理想がないなら

死に行くために、後悔の念のような

淋しい気持ちになってしまうから



幸福にはなれないのである。




ほとんどの宗教に修業があるのは

そのトランス状態を得る為であるから



たぶん、信仰に入るひとは

幸福ではないはずで




そんなものは、理想を持っている日本人には

不要なもので


だから、日本にはいろいろな宗教があるのだ(笑)。



何も信仰していないからである。




逆説で言えば、靖国、のような

特定の宗教にこだわる日本人は偽物である(笑)。



どこかの首相もそうだろう。





そんなふうに、出雲神は思った。



つまり、それが八百萬の存在理由である。



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