第105話 poweredby
湘南海岸を130km/hで走る、サンライズエクスプレス。
ほとんどの乗客はもう、眠りについた頃。
でも、神様たちはこの、日本の未来について
シミュレーションをしていた。
元々、めぐの国の国鉄と郵便を
アメリカを初めとした、資本家たちが
民営化をきっかけに、食い物にしようとしていたのを
阻止するために始まった考え。
それが、ひょんなことから
日本経済の破綻回避(笑)に至ってしまった。
めぐの国の神様には関係ない話(笑)。
「まず、原子力の平和利用なんて言って、実は
アメリカの原爆の原料作りをさせていた。
けれど、結局ソビエトが崩壊したので
無意味になってしまった。
だから、1960年代に戻って原子力発電所を日本に作るのを止めさせればいい。
その為に、侵略的なアメリカの指導者たちの
攻撃性を抑止すればいい」と、ドイツの神様は
そう言った。
「そうすると、フランスの原子力企業もできない訳ね」と、フランスの女神。
いろんなところに影響がある。
(笑)。
でも、それも根源かもしれない。
アメリカが、世界を市場にして
資本家たちの欲望を満たそうとした、とも言えるのだから。
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