第107話 たまには読んだ本の感想&新連載の告知

 すっかり恨まれて、ずっと天の岩戸状態の夫はそのうち出てくる、のかなあ? ちょっと出てくるようになったけど。


 濃厚接触者扱いが嫌なら、同居である以上は回避不可能と思うし(片方が夜勤など生活サイクルが違えば別だが)、そんなに顔を見たくないなら私がどっかのビジホテでカンヅメ執筆してりゃいいやと開き直り、執筆している達見です。

 ふむ、そうなると資料はほとんど電子書籍だし、ウイークリーマンションなら自炊に洗濯もできるな。ホテルの方がより作家らしくカンヅメできるが。


 と、家庭の事情ばかり書くのもなんなので今回はコロナ禍で知った峰宗太郎先生のTwitterの質問箱「マシュマロ」に紹介されていた本を何冊か読みました。前回紹介した「禍の科学」(ポール・A・オフィット著 日経ナショナルジオグラフィック社)もその一冊です。


 今回はマンガです。

「テロール教授の怪しい授業」(講談社 原作カルロ・ゼン 作画石田点)


 ゼミを選択した学生に向かって「ようこそ、私のゼミへ」からの「このテロリストの卵どもが!」のセリフが衝撃的な漫画です。

 このローレンツ教授の授業はテロリストの定義やらテロに対する一般的なイメージと現実の違い、冒頭のセリフもオリエンテーションは開放的に和やかに二回目はいかつい男性(柔道部のマッチョ軍団)で出入り口を塞いで、先程のセリフ。カルトの典型的な手口を再現した手法であったと明かします。

 強面だけどドーナツは切らさないお茶目(いや、やっぱり怖い)な面もあります。

 カルトがテロリストになったケースとしてオウム真理教地下鉄サリン事件を入口に講義が始まっていきます。

 読むうちにテロリストとは?カルトにハマったら?と面白いのですが、連載が遅いらしく二年前に始まってまだ三巻しか刊行されてません。


 でも、新大学生の皆さんは1巻だけでも読むのをお勧めします。サークルに混ざってカルト勧誘も多いようですから、見抜くポイントなどは役に立つのではないでしょうか。


 で、続いて新連載の告知。

 憧れの綾辻行人先生と道尾秀介先生が審査員にいる!という崇高な理由でカクコンのホラーではなく横溝正史ホラミス大賞に応募をしました「Contagion」

 https://kakuyomu.jp/works/16816927859900105424


 武器も無い、殺し合う必要もないデスゲームものです。運と体力、己の信条だけが生き残れるカギとなります。殺すのが人でなければホラーだよね?とカテゴリを「ホラー」にしたけど、犯人が出てきたら「ミステリ」に変更かなあ。

 一応プロットは作ったけど、話が転がるノンプロット、パンツァータイプだから、ちょっと結末は私でもわからないです。


 まあ、とってもタイムリーなホラーです。第一章を書くのは苦痛でしたが。


 興味を持ったらお読みくださいませ。

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