あなたとがいい
綺麗な手で髪を
あなたの影が揺らいで見えた
僕の目に映るもの全てが
嘘ならいいのに
手編みのマフラー 羽毛みたいな雪
足跡だけ残さず春に渡って往く
どうやったって 忘れてしまって
僕は僕のままがいい
変わらないよ あなたを想っているよ
離れても 思い出す
溶けていく日々と手
待っているよ ここであなたを待っているよ
悴む手で紙を折っていた
あなたを想う
吊る千羽鶴
僕の目に映るもの全てに
触れられるなら
雪解けの頃 眠りから覚めて
あなたを追いかけるように
春には発って往くから
どうなったって 死んでしまっても
僕はあなたとがいい
探しているよ 僕は想っているよ
間違っても 彷徨っても
傷だらけになっても
会いに往くよ そこで僕を待っていて
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