雨の降る帰り道で

古びた傘を拾った

開けば涙飛ばして

私の傘になった


寄る辺ない君の肩に

涙を落とす

この雨さえ止めばと

ひたすら思う


歩けば靴の先に涙が落ちる

耳元、雨の音が弾ける

命のように

私のように


雨の降る帰り道で

傘を差して歩いた

君もほら、入って

私たちの傘にしよう

どこまでも歩いていこう

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