7【詩集】花に秋風
バスタブ
ぼやけている視界に溜め息を一つ
湯気が天井を這っている
空想のように
溢れていく想いに流し目を送る
排水口に詰まっている過去はもう見ない振り
僕ら何だって出来るはずなんだ
鼻歌を響かせて
ほら、何だって自由なはずなんだ
生きるためのアイデアを僕は歌う
嗚呼、漂う
ぼやけている世界に溜め息を一つ
今日を洗い流している いつものように
明日生きるためのアイデア 浮かんでは消える
排水口、煮詰まっている答えは見えない振り
ずっと浸かっていたい
この湯気に上がるまで ただ歌う
嗚呼、漂う
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます