聖騎士団登場その2
前回のラブラ○ブは!
一つ! いつも通りグータラしていた亡者共!
一つ! そこに現れる聖騎士ヒジリ!
一つ! そしてグリ○ドになるオエージ!
「おい最後仮面ラ○ダーじゃねーか」
「仮面ラ○ダーはオ○ズが好きです」
「まさにそれだよ」
シャラップ尸解仙。
「そもそも最初のラブラ○ブからツッコミたいよ」
「ヨーソロー!」
「おいやめろ」
今のとこ尸解仙とルシフェルしか喋っていない。
他のメンバーはヒジリを囲っている。
「さてこのイケショタどうしてくれようか」
「百合に挟まる男とか死刑では?」
「両性具有のお前が言うのか……」
今回はルシフェルがよく喋る。手を焼き焦がす聖剣を持っているからか。
聖剣をマイク代わりにしている。
「ヒジリさん、今のお気持ちをどうぞ」
「NDK? NDK?」
「NDKとは『ねぇ どんな 気持ち』の略です」
「インターネット老人会……!」
浮遊霊ちゃんの解説。
魔女が驚きの声を上げた。
「そんな事まで解説せなアカンのか今……!?」
「口調が変わってるぞ魔女」
「この小説、口調で区別出来るのルシフェルくらいじゃん。それも浮遊霊ちゃんと被ってきたし」
「キャラ被り!?」
「俺っ娘吸血鬼ちゃんが通ります」
当のヒジリは。
「聖剣さえ……聖剣さえ使えれば……!」
などと呻いている。
吸血鬼がポンッと肩に手を置いた。
「聖剣ならあるだろ……?」
「何……?」
「股関に」
「下ネタやめろや」
吸血鬼にシャイニングウィザードを喰らわす魔女。
「さしずめシャイニングウィッチ……」
「うるせぇよ! いってぇな……」
痛みより先にツッコミが出る吸血鬼。
ボケが多くて話が進まなくて困る。
「元凶がなんか言ってる」
「なんて?」
「ボケが多いって」
「何!? 老人ホームとは言えどまだボケは来てないぞ!」
「そーだそーだ!」
そーだコールが鳴り止まない。
ヒジリが困惑する。
「お前らは何に怒っているんだ?」
尸解仙が答える。
「うーん、神?」
「な……!? それは背信行為だ!」
「背信こそ至高!」
「暴れるなルシフェル」
状況は悪化するまま混沌としていく。
縄に縛られたヒジリがなんとか抜け出そうとする。
「聖剣を……返せ!」
蠢くヒジリの肩に手が置かれる。
「聖剣ならあるだろ?」
「……」
「お前の心の中に」
「下ネタやめろや――あれ?」
シャイニングウィッチ(笑)を喰らわせてから気づく魔女。
「理不尽!?」
「なんか今、馬鹿にされたような」
「お? ようこそこちらの領域へ……」
おいやめろ尸解仙。メタ野郎は一人で十分なんだよ。
「魔女が勝手に目覚めたんですー」
混沌に混沌を極めたまま、状況はその3に移行する……!
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