『よみがえるコブラ男』
「おろかものめが!! せっかくの身体(ボディー)をそまつにあつかいおって…!! おまえたち改造人間(サイボーグ)一体についやす金や時間を考えてみたことがあるか!!」(愛蔵版・273頁)
とは、原作に登場するショッカー総統の台詞である。閣下に「おろかもの」呼ばわりされているのは、仮面ライダーに敗れ、重傷を負ったコブラ男である。我がコブラガールのモデルの一人だ。
もう一人のモデルはコブラ男の同僚怪人、へび姫メドウサである。二人を組み合わせた結果がコブラガールというわけ。改造手術を受ける以前、コブラ男とメドウサは「恋仲であった」という設定である。
「仮面ライダーのほうから、わたしたちの計画にわりこんできたのでございます。どうぞ、寛大なご処置を」(同・275頁)
ボスに対して、必死の弁解を試みるメドウサ。その表情と言葉に愛を感じる。サイボーグ戦士と化した今、この二人が肉体的な交わりを持つことはあるまい。だが、精神は別である。愛の炎は不滅なのだ。
メドウサのおかげで、処刑を免れ、改修手術まで受けさせてもらったコブラ男だが、性懲りもなく、仮面ライダーに戦いを挑むのだった。送らなくてもいい挑発状(犯罪予告)を本郷邸に送りつけてまで。
このしつこさはコブラゆえであろうか。毒蛇の執念、恐るべし。しかしそれは、メドウサの愛に反する行為である。こんな男のどこがいいんだろうかと思うのだけど、こんな男だからこそ好きなのかも知れない。
メドウサに改造された女の名前は「美代子」である。当初、コブラガールを演じた女優の名前を「ミヨコ」にしようと考えていたのはそのためである。直前で「セーコ」に変更したのは、シンカワさん(の御意見)の影響である。キャラの命名には毎度迷うが、セーコにして正解であったと思う。彼女を主役にした外伝を考えている。いつ書けるかはわからないが……。〔12月21日〕
[シンカワメグムさんのコメント]
Σ(・ω・ノ)ノ!再び見覚えのある画像が…!重ねてのシンカワ画像の採用、
ありがとうございますありがとうございます~!!(ノД`)・゜・。
コブラ男と蛇姫メドウサ。元恋人同士と言うのがドラマティックですね~
性格がメドウサと比べると大分アレですが…(笑)
ホントになんでわざわざライダーに予告状を出すんだよ…あほか~…
せっかくのメドウサのフォローが…ああ~コブラ男のダメ男~(;´Д`)
ツッコミどころ満載の二人ではありますが、みんなに愛されてますね。
リメイク版の映画にもコブラ男がウエンツ瑛士でしたし。もう主役級…(笑)
歴代の平成ライダーでも、敵役が蛇設定結構ありましたね。
これは制作陣にもいるな。コブラ男ファンが。(笑)
うっかり、聖子ちゃんカットになったとつぶやいたところ、正式芸名に!
すまねえ...!コブラガール!でも嬉しい。闇塚さん!ありがとう!( ;∀;)
コブラガールはメドウサのように男には間違っても流されない(笑)ので、
中の人の名前もセーコさんで良かったかもしれませんね。
本家の大スター、松田の聖子様も、絶対流されないタイプですし(笑)
漢気溢れる、セーコ姐さんの外伝も楽しみにしておりますよ~!!(≧▽≦)
[闇塚の返信]
この二枚を並べてみたかったのです。ようやく実現しました。
発想が素晴らしいです。天才石ノ森のことですから「ぱっ」と思いつかれたのでしょう。
俺などもあのダメぶりに親近感を感じますね。
そうですね。彼女は自分のことしか考えていませんからね。究極の自分ファースト(笑)。
蛇頭の中身が、松田聖子(のそっくり)さんだと想像する度に笑いがこみ上げてきます。
ありがとうございます。多分、旅の話になると思います。
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