第58話





その後も2人でやり取りをしながら見ていると夜中の2時を超えていたので歯磨きを済ませて寝ることにした。


ソファーに俺、結月、瑞希さんの順番で寝る、瑞希さん自分の部屋で寝たら…と思いながら休む


………


………


………



寝れない!!


ってか寝れる訳が無い!!こんな美人双子が真横で寝ていてさらに言えば横には俺の彼女が居る

寝息が聞こえるので多分どちらかは完全に寝ているのだろう。


童貞高校生の男子に問いたい!!

このシチュエーションで,寝れる男のは居るのかと!!

何なら襲わない男は居るのかと!!


うぅーこうなるのが分かっていたから帰りたかったのにぃ

寝れんと思っていると急に肩をトントンとされた


横を見てみると結月が俺の横に頑張って潜り込んで抱きついて来た


「…寝れないね…」


「…うん」


さあ話していると下半身を触られる感触があった


「…ゴメンね、今日は流石にしてあげれない」


「いいよ…流石にそんな度胸ないし」


「…私は別にいいけど…明日のデートお家デートにしない?あまり寝てないし…引っ付きたい…」



「いいけど明日は家でご飯つくらなかったら女王様がキレるから19時までには帰るよ?」


「ん…私も橙李の家で食べる」


「ならお家デートねデート…てかそろそろ離してくれません…」


「硬いね…ねぇちゅーしよ?…あと…触ってもいいよ?」


「止まらなくなるからやめておく…ん…」


「…ん…なら私ももうやめておくね…」


そう言いながら音をなてないようにお互いの唇をもとめあった。


「…ねぇ…我慢できないかも…」


「…そりゃあ俺だって…」


「…トイレかお風呂行く?」


「…バレない?」


「…多分大丈夫…」


「…なら「ん、んんんぅ」」


「「!!」」


瑞希さんが少し動いて声をあげたので慌てて結月が下に戻り俺は逆を向く



「…んー」


何か座って唸っているので結月が


「…ん…どしたの瑞希??」


といかにも今起きたかのような感じで瑞希さんに話しかけると


「…多分女の子の日来たかも…トイレ…」


そう言いながら歩いてトイレに入っていく


「焦ったぁ…」


「…流石に1回起きたらから無理かな…」


「いや、あのまま流されてたら色々まずかったし、最初はちゃん他を気にせず結月としたいから」


「女子か!! ねぇもう出てくるか最後に強く抱きしめて…それで我慢するから」


そう言われて強く抱きしめて今まで音をたてないようにしていたキスを激しくして水が流れる音が聞こえたので結月を解放した


「…ズルい…ぎゅーだけじゃなくあんなに激しくされたら止まらなくなるから…」


「…俺もだよ…流石に今日はこれでやめておこうか」


「うん…でも橙李と同じ匂いして嬉しかった…」


そう言うと瑞希さんがトイレの扉を開ける音が聞こえたので2人で寝たフリをすると帰って来た瑞希さんはなぜか結月に抱きついて寝始めた


流石にキスも出来ない状態になったので2人で軽く微笑んで寝始めた


瑞希さんに加えて結月も少ししたら寝息を立て始めたので少し近づいて頬を叩くと何故か嬉しそうにしている、そのまま唇を軽く触るとんんっと軽く唸る、半開きの口からヨダレがたれないか心配になりながら眺めていると何故か眉間にシワを寄せている


普段あんな美人なのに寝顔がスキだらけなのが愛おしくてたまらない、と同時に全く寝れる気がしなかった…



それからも結月の寝顔を楽しんでいると外が明るくなってきていてスマホを確認すると5時になっていた



…流石に帰ろう、完徹でバイトはヤバいと思い音を立てないように起き上がり、持って来ていた荷物やベース、上着を羽織り静かに出ようとすると


「…ん…橙李??」


眠そうにひっついている瑞希さんを引き離し体を起こす結月に


「帰ってご飯用意しないといけないから帰るね」


「…まって、お見送りする…」


そういい結月が立ち上がるとパンツが丸見えの状態になっていた


「!!…みた?」


「綺麗な青のレースでした」


「…素材までみんなバーカ」


そう言いながら2人で玄関を出る


「あっ結月の寝顔可愛かったよ!」


「な!!…私寝顔不細工じゃない??口空いてるし、たまに少しイビキかくって瑞希に言われたよ…」


「ん??可愛いかったからほっぺたとか触って遊んでた」


「…バカ…ねぇ帰る前にぎゅーして?」


両手を広げて眠そうにしながら抱きしめてと言う感じで見てくるので優しくだきしめてキスをするとふやけた顔で


「朝から橙李にぎゅーされてちゅーされたー」


「じゃ、帰るね」


「うん、おやすみ、大好きだよ…」


そのままほっぺたにキスをされ、結月を家に戻して帰宅した

バイトまで2時間は寝れるかな…まぁ何とかなるか…と考えながら朝ごはん用のサンドイッチなどを買って帰った


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