第42話




浮気相手の家は車で30分の所だった


「てか裸でベランダって…」


「いや面白すぎでしょ?何やってんだって」


「わが妹ながら…邪魔されたのは腹立つけどね」


「まぁ…でも普通にこうやって2人で話すのも俺は好きよ?」


「確かにコレはコレでいいよね」


と話していると瑞希さんから電話があった


『とりあえず家出れたよ、コレからどうしよっか』


「お疲れ様です。とりあえず瑞希さん最寄りの駅まで行けます?」


『あっごめんね橙李、ご飯中だったんだよね?』


「いえ、色々面白かったのでいいですよ!それより駅行けそうです?」


『あー笑ったなぁー、まぁ裸でベランダなんて中々ないよね!ドキドキしたけどよく考えたら面白いよね?、んー駅行けるよ!!近くだしね』


「なら2人と鉢合わせすると面倒なんで出来たらタクシーとかで移動同じします。僕達は駅にあと10分くらいで着きます」


『了解しました!!』


「ならまた着いたら電話しますね!」


といい電話を終えると結月が


「ねぇ瑞希後片付けとかしたのかな?」


「あ!?」


「…絶対してないよね…まぁ瑞希だしね…」


「そうですね…瑞希さんですもんね…」


「あー今日ねれないのかなぁ?」


「ほっといて俺の家来ます??」


「あ、それ良いかも!!ってかそれ関係なしで橙李といたい」


「俺も結月といたいかな…てか本当に甘々になるね」


「…多分少ししたら落ち着くとは思う…多分…」


「まぁ可愛いからいいけどね」


「んもぉ余り可愛い可愛い言わないで!!」


「いや言われ慣れてるでしょ?」


「いや…好きな人からは余り…橙李みたいに真っ直ぐ伝えてくれる人…そんな照れるに決まってるし…嬉しいにきまってる」


「暗くてよくわからないけど絶対顔赤いよね?」


「ウッサイばーか!!」


でた!!照れ隠しの時だいたい結月はウッサイばーかを多用する、気づいてないので面白いからだまっておこうと考えていると


「なに笑ってんのよ、生意気な高校生め!!」


と多分ふぐ顔になってるっぽいので


「いや、ごめんって。好きだなって思ったらついね。」


「バーカ、バーカ!」


「…結月って照れてるとIQめっちゃ低くなるよね」


「なに!?じゃあ冷たくイジメられたいの!?」


「いや、可愛いなと思って」


といい頭をなでると


「うーそれはズルい。やり返せない。」


「姉様にかった!!」


「まぁ結月の頭を撫でられるなんて幸運な事中々ないんだから感謝しなさい!!」


「いや、本家っぽい事言い出した!!」


「本家ほど貧乳ではない」


「あ、それは認める、良い物お持ちで」


「エロ橙李」


「パイスラして運転してる姉様に言われたくない!!」


「コレは偶々!!」


「ほら、そんな事いってる間につきましたよ?」


「こっからイチャイチャはなしね」


「了解です!敬語にしますね、」


「うん、よろしく」


といい駅前に車を止めると瑞希さんが走って来た。


「結月、とーりーごめんねー」


と明るく入ってきたので結月が


「いや大丈夫なの?証拠隠滅した?」


と聞くと瑞希さんがビックリして


「あっ!!…そのままかも…」


と落ち込んだ様子になったので


「「あーやっぱり」」


と2人で言ってしまった。

瑞希さんも今気づいたみたいでかなり動揺しているので


「まぁ浮気相手が瑞希さんって知られて無かったら問題ないんじゃないんですか?」


「あー確かに瑞希って知られてないなら問題ないよ!」


「てか裸でベランダはヤバいっすよ、マジで笑いました。」


「確かに!!海外ドラマか!?」


と話していると瑞希さんがもじもじしているので


「ん?瑞希どした?」


と結月が聞くと言いづらそうに


「実は…多分私ってバレてるんだよね…ってかあった事あるし、遊んだ事あるもん、てへっ」


と言い出し更に


「しかもいくらチェーンしてても靴見られてるしね」


と開き直って言い出すので


「「は!?」」


と2人で後ろを見て驚いてしまった。


「はは、いやーマズイよねぇ」


「いや、よく生きてるねアンタってか私髪型かえよっかな…」


「いや、結月さん間違えて刺されないようにね…」


もうかける言葉が無くなっていると瑞希の携帯がなった。


「あっRINEきたぁー♡次いつ会えっ……え??」


「どしたの?」


「…どうしようコレ…」


「ん?今運転中だから橙李に見せて音読させて」


「とーりー嫌われたぁー」


「ん??ちょっと見せてください。」


と言い動揺が隠せない瑞希さんから携帯をもらった。

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