第30話
3人でお弁当を食べて体育館に戻った。
その後は俺と裕也で女子の監督をしながら楽しんだ。
結果からすると、香澄のいるクラスが準優勝、優勝は3年のクラスになった。
そのあと2年は次の日の林間教室の為に買い出しになった。
俺は足の状態があるので、先に香澄と香澄の家に帰宅
裕也達に買い出しのメモを渡してお願いした。
香澄をバイクに乗せた際に結月にはある圧迫感がなかったのは黙っておこう
「いやーバイクだと早いねー楽だった。ご苦労様」
「お前の運転手じゃないぞ、それにしても相変わらずデカい家だな、依澄は元気か?」
「あーもう少ししたら帰ってくるんじゃない?」
「そっか、ってか結月からで来週大丈夫だって、ただカットモデルとしてって事になったのと、少し地元誌の撮影に協力してほしいって、何か制服で着て欲しいのと、裕也を少し遅らせて呼んで欲しいって、ちなみに俺は私服らしい」
「え?なんか大丈夫??」
「あーその代わりバイト代の代わりにカット代無料だってどうする?」
「なら行く!!是非お願いします!!」
「了解!伝えとくわ!!」
「ただいまぁ、ねーちゃん裕也先輩きてるの?」
「おかえり、裕也は後で来るけど、今は橙李だけよ」
「よ、依澄久しぶり!デカくなったな」
「橙李先輩!!お久しぶりです!今175です」
「俺と一緒かぁ、…なら今度予備のバッシュやるよ、俺はもう一束あったら大丈夫だから、華帆にもっていかすわ」
「マジっすか!?ありがとうございます!!…そういえばねーちゃんと橙李さんに相談があるんですが」
「どした?」
「…いや、実は華帆ちゃんの事で…」
「あーもしかしてあんた、華帆の事まだ好きなの?」
「え!?お前華帆の事好きだったの??」
「いや橙李あんたねぇ…流石鈍感残念少年」
「うっさいわ、ポンコツマリアナ海溝女」
「マリアナ海溝って、アンタ何処を指した言葉なのかな?」
「そりゃーねーちゃんの残念な」
「ああぁん?なんかいったか?」
「依澄、思ってる事言ったら殺されるぞ、あと華帆もそんなないぞ」
「おいそこの2人、覚悟できてんだろうな」
「「すいませんでした」」
「で、相談って?」
「あー華帆ちゃん可愛くなりすぎて恥ずかしくて話せないんっすよ、学校でも1番可愛いし、むこうは話かけてくれるけど、なんか上手く話せなくて」
「はぁ、ダメな弟だね、でも話さないと始まらないよ?ってかデートくらいさそえば?」
「まぁもう少ししたら卒業だしなぁ、アイツ前に学校の男子ガキすぎて無理って言ってたぞ、」
「あーそれ多分裕也先輩と橙李先輩のせいですよ、俺もどんなタイプか聞いたらそんな感じの事いってたんで、」
「あーなら普通の高校生にはハードルたかいねー裕也も橙李も少し抜けてるけど男前だからねー」
「んーでもそれだと依澄可能性あるぞ?」
「「え!?」」
「いやお前1番俺らのこと見て育ってんだからアイツが喜ぶ事とか嫌がる所わかるだろ?イケメンだし優しいし」
「いや橙李、それ褒めすぎ!!」
「そうでもないと思うけどな、あとアイツのヲタク趣味からして幼馴染との恋とか憧れてると思うし、なんなら幼馴染物が大体NTRとか幼馴染とは別れる展開に怒っているからそこもアリだと思う」
「いやそんな理由で」
「いやいや、アイツ以外に単純だから。後はお前が勇気出して頑張れ、アイツ話すの好きだから聞き役になってやるだけでも喜ぶし、デートも中学生らしい事したらいいぞ」
「でもあんな可愛いんですよ?もっといませんか?いい人?」
「依澄自信がないとダサく見えるぞ?裕也だって最初香澄誘う時そんなだったけど、勇気だしたら上手くいったんだぞ。まぁ香澄からも同じ相談されててお前ら早くくっつけって思ってたけど」
「ちょっっそんな話弟の前でしないで」
「あーそれがねーちゃんのメイド服事件につながるんだ」
「アレは橙李が言うから…」
「あんなの信じると思わないよな、その後も紐パンいるかなとか、Tバック好きかなとかそんな質問ばかりで…」
「…ねーちゃん…」
「まぁそれにくらべたら華帆相手ならMならやり過ごせると思うぞ、付き合ったら案外尽くしそうな奴だし」
「あーそれなら大丈夫、コイツPCでよく幼馴染に○されるとかそんなのばっかだから」
「…お前ら姉弟は…」
「「だって…」」
「あとは、…最近とある事から歳下もアリかなとか言ってたから今がチャンスだぞ」
「え!!?何でそんな事に?」
「あーそれは何処かのお兄さんがバイト先の先輩と家でもイチャイチャしてるからでしょ」
「おい!!なぜ知っている!」
「昨日華帆から電話もらって『今お兄と結月さんがリビングでイチャコラしてる』って、その時も言ってたよ、なんか歳下もアリかなぁって可愛く愛でたいなぁって」
「ねーちゃんマジで!?…ってか橙李先輩なにしてんっすか?」
「でも橙李といい感じの先輩マジで美人で本来こんなのが相手されるような人じゃないのに、コイツにめっちゃ惚れてそうな感じだったよ。だからアンタも頑張って」
「橙李先輩何かコツとかあったんですか?」
「んー結月が言うには偶にドキッとささられる所がズルいってよく言われるかな、よくわからないけど」
「あーでた、無自覚ヤローだ。依澄多分橙李がしそうな事しながらデートしたら問題ないよ、…あとは急に手を握るとかしたらドキッとするかも」
「まぁタイミングとちょっとの勇気が大事だから頑張れ!」
「なるほど、ってそれ、宮田君のカウンターのコツ!! とりあえず今からデートに誘ってみます!とりあえず電話してみます!」
「おう、頑張れ少年、あとアイツ執事、メガネ萌えだからな
あとサプライズとかいいよねってよく言ってたぞ」
そう依澄に伝えると、執事、メガネとブツブツ言いながら2階に上がっていった。
「アンタあれ大丈夫なの?」
「いや、流石に姉の二の舞にはならんでしょ」
「忘れてない?アイツ私の弟よ?」
「…あー…まぁ大丈夫だろ?」
と2人で苦笑いしながら他の人を待った。
皆んなが到着して材料などをカットしたり直ぐに調理できるようにして、皆んなで荷物を分担して解散した。
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