第19話



2人と分かれて車に乗り込んでRINEを確認すると妹から魚食わせろとメッセージが入っていたので


「結月、この後どうする?うちの妹が魚食いたいって言ってんだけど、よかったら来る?家今日妹しかいないから大丈夫なら今日刺身出来るけど?」


「お!?もう家に誘うか?大胆だな!

でも橙李の妹みてみたいかも!行く!!」


「…じゃあ一回車からでてもらってもいい??」


「ん??いいけど?」


そういい、2人で車からおりると、俺は結月の前に歩いて行き

この後出来る時無いんで、といい、ぎっと抱きしめた。


「!!!…バカ、なぜ今?」


「いやだってここでしかするタイミングないし」


そう伝え力強く抱きしめる

柔らかく大きな物の感触と甘くいい匂いが脳を揺さぶる


「…なんか嬉しい、幸せって、こんな感じだったかなって思うけど、…橙李w」


「ん??どうした?俺も幸せを感じてたけど?」


「いやなかなか硬い物がね、当たってるからwなかなか大きいのかな?w」


「!!!…ごめん!!ってこれは仕方ないよ童貞には厳しい!」


「まぁいいけどね、ありがとう、かえろっか」


そう笑いながら車にのり家に帰った。


アパートの親の駐車場に車を止めて案内し、家にはいると


「おにぃ遅い!!刺身が…ってえ!?誰その美人??」


「あーバイトでお世話になってる水瀬結月さん、姉様だよ。で結月さんうちの妹の華帆今中3」


「あ、この人が美人双子の姉様!!ホント美人!そしておっぱいデカ!!そりゃぁおにぃニヤニヤしながらRINEするわ!初めてまして華帆っていいます!よろしくお願いします」


「…あんた家でも姉様っていってんの?…はぁ、初めてまして結月です。お魚一緒に食べてもいいかな?」


「是非食べたいってください。おにぃ任せたよ!私結月さんと少し話するから出来たら呼んで!」


「はいはい、結月さん人見知りだからあんまり変な事すんなよ!」


「わかってるよ、ほら結月さんウチの部屋行こ!」


「え!?え!?」


「あー華帆にはさかえないからおとなしく着いていって出来たら呼ぶから」


そういい2人は部屋に俺は台所に行き魚の下処理を始めた

明日食べるのは簡単に済ませ、アジ、イカ2種を刺身にしたところで2人を呼びに行くが何故か俺の部屋から声が聞こえる


「!!2人ともなにしてんの?」


「いやー結月さんにおにぃの事知ってもらおうと思ってw」


「いやー華帆ちゃんが無理矢理ね、でも橙李が匂いフェチだけじゃ無く、声フェチなのは知らなかったなぁw」


「おまえ何教えた!?」


「え?おにぃの性癖!w」


「バカなのかお前は!?」


「橙李が変態なのはよくわかったよwってか橙李、華帆ちゃんから聞いたけど女子力高すぎん??ハンドクリームとか、石鹸、シャンプーまでこだわってるとか高校生男子じゃないよ?」


「いやいや、おっぱい星人よりましでしょ?てか俺の趣味はいいの!華帆も俺のおかげでシャンプーとか苦労しないだろ?ほら出来たからこっちおいで」


「はーい」


そういい3人でリビングに移動する。

3人でお刺身を食べながら色々話をし、結月さんも実はヲタク趣味がありラノベなどもよく読むらしいそんな話をしていると迎えに行く時間になった。


「じゃあこの刺身瑞希さんと食べて下さいね、残りは明日食べれる様に今からしとくんで!」


「ありがとう、華帆ちゃんもまた話そうね!あとウチは双子だから6つ子じゃないからね!」


「こっちも楽しかったよ!!ありがとう!もっと話たかったから残念だなぁ、またおにぃの残念な話沢山しようね!?」


「おい!?残念ってなんだ、ほら結月さんもいきますよ!」


「はいはいシスコンお兄ちゃん、じゃあお邪魔しました」


「バイバーイ」


そういい家から出て階段を降りようとすると、


「華帆ちゃん可愛いね、話も面白かったし今日はありがとうね、シスコンお兄ちゃん」


「よかったですけど、シスコンじゃない!!ほら行くよ」


そういい、結月の手を取りながら歩き始めると


「…バカずるい」


「えー何がですかぁ?」


「バカ、また虐めてやろうかでも今日はありがとうね、楽しかったし、明日も橙李と逢えるから嬉しい」


「俺もですよ!じゃ安全運転で帰ってくださいね」


「うん、また明日おやすみ」


そういい結月さんが帰って行った。


次の日はバイト終わりに原田さんの家に向い昨日の魚を刺身や煮付け、塩焼きにして提供した。



_______________________


何時もご覧頂きありがとうございます。


本日からゴールデンウィーク終わりまで出来るだけ2話更新していきます。


更新時間は朝の9時と夕方18時を予定しています。


何かご意見、ご感想などあればよろしくお願いします。

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