第16話


気づいたら目覚ましが鳴っていた。

昨日色々ありすぎてあまり寝れてないので少しの間ぼーっと座っていた。


意識がハッキリとしてきて昨日何をしたのか思い出し凄い恥ずかしくなっていたらスマホに通知が入っている事に気づいた。


そこには1つRINEが届いていた。


その内容が、




yuzuu


橙李あのね、私少し橙李の事気になってんの。

いや多分少しじゃないかな、

流石に気づくよね?あんな態度とったり、ちゅーしたりしたら

でもねやっぱり前の事があるから怖いのもある。

だからね、橙李がどう思ってるか分からないけど

少しずつ前に進めたらなと思う

私だって好きな人と一緒に居たいし遊びたい、それに色々したい、だからちょっとずつで良いから私を見て?

出来たらずくにでも気持ち聞きたいけどこんな話してたら橙李寝れなくなっちゃうよね?

だからわざと返事おくらせたんだ

起きてビックリするかも知れないけどちゃんと読んでほしいな

ごめんね、ヘタレなお姉さんで、でもちょっとずつ距離縮めて付き合ったりしたいなって思ってるから考えてみて

じゃあ学校頑張ってねおねすみ、

あっ最後に1つ




私は橙李が好き

じゃがんばって!!








「はぁぁぁあぁぁ!!!」

結月からのRINEに凄い内容のメッセージが届いていて思わず叫んでしまったら


「「うっさい!!近所迷惑!」」


と妹と母に怒られてしまった

ただ怒られたといって直ぐ切り替えられるわけでもなく悶絶しながらベッドで暴れていた。


でも返事をしなければと思い、学校についても色々考えながら昼休みになった。


昼は1人で屋上行くと2人に言うと裕也と香澄も何となくなんかあったなと思い送り出してくれた。

ボーと外を眺めながら考えてやっと返事が決まったので送る事にする。




橙里


おはようでいいのかな?

結月の気持ち凄い嬉しいしビックリして叫んで親に怒られたw

で、返事なんだけど、都合いいとか思われるかもだけど、

俺も結月の事気になってるんだ

でもなんかあるなと思ってたから今まで口にしなかったのと

自分に自信がもてなかった

こんな俺で結月につりあうのかとか考えて諦めようとしてた

でも会うと可愛いし、愛おしいからやっぱり無理で

あの話してくれた時、内心嬉しかったんだ

やっと少しは近づけたかなって

で、俺もいきなり付き合いたいとか無理は言わない

ただ結月の側にいさせて、結月の1番になれる様に頑張るから

俺は結月が好き!だから大切にするから!!

これから少しずつよろしくお願いします!




と送り屋上から戻ろうとすると結月から電話がきた


「お疲れ様です!…なにかあった??」


『…なにかあったじゃないバカ!仕事中に何してくれんの!?、バカ!』


「…いやごめんなさい」


『…まぁもう戻るから、最後に1つね。

…橙李ありがと、好きよ…じゃあね!』


「あっ待って!!結月、好きだよ、がんばって!」


『…バカ!仕事出来ない!!バーカじゃあね』


と言われ電話をきられた。

やっばっ可愛い!!ってか叫びたい!と蹲って悶え落ち着くのをまった。側から見たらヤバい奴だなぁと後になり思った。

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