ハツカネズミの唄
逃げてないで シンデレラ!
いつまでそうしている気なんだ
ほら掃除を言いつけられたろ
悲しそうな顔はやめてくれ
励まさずにはいられないだろ
うつむくけれど動かない君
ホントは夢であふれてるくせに
仕方ないなぁ
靴がないなんて言い訳はよせよ
君が持ってんのはそれ以上のものさ
片方のガラスと小さな仲間
カボチャも忘れちゃだめだ
「靴がないのなら行かなくていい」?
やめなよそんな 気弱なこと言うのは
逃げてないで シンデレラ!
まだまだそうしている気なのか
ほらとりあえず立ち上がってみな
自信のない顔はよくないぜ
励ますため抱きしめたくなる
扉の前で足止めた君
ホントは愛であふれてるくせに
仕方ないなぁ
靴がないなんて言い訳はよせよ
君に足りないのはそんなもんじゃないだろ?
あの日投げそびれたコトバのボールと
カボチャひとつ分のユウキ
靴がないのならそのままでいい
魔女がいなくたってまた走り出してみなよ
逃げてないで シンデレラ!
靴がないなんて言い訳を捨てた
俺の大事なお姫様が走りだしたよ
あの日脱げてしまったガラスを片手に
カボチャは置いていっていいの?
「靴がないのなら逃げてしまえよ」
「王子がいなくたって俺が傍にいてやる」
言えなかった 君には
逃げたいよ シンデレラ…
まやかしの夜の白馬
それはハツカネズミ
素直になれず手を振っている
そんな唄があってもいいだろ?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます