嘘コクされた俺は、性悪後輩に付き纏われる。

セカハギロオコ

第1話

 「渡辺わたなべさん。私と付き合ってください。」


俺は誰もいない校舎の裏側で告白をされている。


今の俺の気持ちを言おう。


俺は怒っている。というより、激怒している。


まぁ、何故?と思う人が多数だろう。時には俺のことをうざいリア充と思うかもしれない。


だが、俺は今、学校1の美少女にをされている。まぁ、ここまで言ったら今までの意見を取り消すかもしれない。

 だが、俺は噓コクだけで激怒にはなっていない。まぁ、まず最初にこうなった経緯を説明しようと思う。








俺の名前は渡辺 伊織わたなべ いおりだ。自分で言うのもなんだが、ぼっちだ。というより、自らぼっちになった。(言い訳ではない‼︎)一人を好み一人を愛している男だ。


だが、そんな俺にラブレターが入っていたのだ。最初は捨てて、どっかへ立ち去ろうとしていた。だが、差出人を見ると無視できないものになった。


ラブレターの差出人は吉野 紗雪よしの さゆきだった。吉野紗雪とは、学校1の美少女として有名な人だった。


俺は、ぼっちが好きなのでこの立場を崩したくなかった。だから、もしこの告白を無視してしまうと俺の『ボッチ』という立場は一つ下の『いじめられっ子』という位に下がってしまう。


だが、俺はここで一つ疑問が湧いてくる。


吉野さんとはなんの関わりもない。


つまり、これは噓コクかなんかなのだろう。

俺はそう考えると少しムカムカしてきた。俺はただ一人でいたいだけなのに、あいつらの遊びのために付き合わなければならない。



だが、俺は少し思いとどまった。


もしかしたら、俺の勘違いで俺と吉野さんは関わりがあったかもしれない。と俺は考えた。

俺はすぐ吉野さんのクラスに行き盗み聞きをした。


まぁ、結論から言っておくと最悪だった。


「ねぇ、ほんとに告白やんないといけないの?」


吉野さんは心底嫌そうに友達と思われる人物にそう言っていた。


まぁ、ここまで聞いたら黒だろ。と思い、俺はその場から立ち去り自分のクラスに行った。



授業が終わり放課後、俺は行こうか迷ったが、極力目立つのは避けたいので行くことにした。










そして、今となった。


渡辺わたなべさん。私と付き合ってください。」


普通だったら喜ぶべきだろう。だが、俺は一人の時間を減らされた上に噓コクなのだ。これは苛立ちしかない。


そして、俺は自分の意見をきっちりと言うことにした。


「死んでも嫌です。お断りします。」


俺は笑顔でそう言った。

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