第28話(1/2)

 とりあえず、チャックアウトの時間だったので、ホテルを後にすることにした。

 

 「・・・頭痛い」


 「鈴木専務大丈夫ですか」


 二日酔いが、ひどく頭に来ている様でふらふらと歩く、鈴木専務の肩を持って歩く。


 「このドロボー!!」


 「橋本さん?!」


 ホテルを出てすぐに、橋本さんが飛び出して来た。

 最近、会ってなくて、元気にしているかと思っていたが、この様子は元気そうで何よりって、そんな場合じゃない。


 今、俺は、鈴木専務とホテルから出来た。それを見た、橋本さんはどう思うだろ。


 「橋本さん。これには訳が―」


 「先輩は黙っていて下さい」

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