残されたピース

第1話

人生は、パズルの如し。

その日の終わりに、新しいピースが配られる。

その、ピースは自分の行いにより決まる。

それを、毎日当てはめていく。

しかし、そのピースをみると、ところどころ抜け落ちてくる。

配り忘れられたか・・・

どこかに落としたか・・・

これでは、自分の死後も未完成で終わってしまう。

未完成では、傑作はおろか、駄作にすらならない。

「そのピースは、あなたがまだ出会っていないだれかが持っているんだよ」

「それはだれ？」

「それは、あなたが探して。でないと、意味がない」

「どこにいるの？」

「それを教えたら、あなたの作品は傑作にはならない」

今、僕のところには、いくつかのピースがある。

このピースは、僕のパズルには当てはまらない。

おそらく、誰かとトレードせよとの事だろう。

それが、運命であり宿命の出会い。

度に出よう。

その人に会うために。

そして、。互いのピースを交換しよう。

それが、僕と「まだ見ぬその人との」、合作になるのだ。