第10話 意気込む彼女たち

 すっかり元気になった様子の幼なじみ。


 声をかけた時、返事がなかったから焦ったけど、とりあえず無事みたいでよかった。


 というか、宣戦布告って言った?


 あれ?後輩と付き合ってないって、嘘だって言ったよね?幻滅してないの?なんで?


 それに、もう一回付き合う?何かを決心した様子だ…


 いや、こいつも起きたばっかだし、冷静になったら考え直すよね?


 とりあえず今は、これ以上刺激しないようにしておこう…


「う、うん…とりあえず、元気になったみたいだな、そろそろ自分で歩いてくれる?」


「それは嫌」


 即答だった。…なんで?


「え?もしかして足とか怪我してた?」


「ううん、してない」


 えぇ…このまま帰ったら通行人とか家族とかに見られるじゃん。


「今だけは、あたしの」


 いや、おれの背中なんですけど…


◇◇◇◇◇


 それからおれは、降りてくれない幼なじみを家まで送り届けた。


 彼女の母親が帰ってくるまで、いろいろと抵抗を見せたが、ようやく一段落した。


 家につくと、珍しく妹が出迎えてくれた。


「お兄ちゃん、おつかれさま。ちょっと、お話したいことがあるの」


 幼なじみを迎えに行ったことを知っている様子だ。


 俺に連絡が来たように、妹にも連絡が行っていたのだろう。


 そうだとすると、幼なじみの様子でも聞きたいのだろうか?


 確かに妹は、幼なじみの事を普段から姉のように慕っている。


 それに、先日幼なじみと別れたことも、まだ伝えていない。


 ヴヴッ。ポケットに入れていたスマホが振動する。後輩からだった。


『怒ってます?(❛Д❛;)』


 何のことだろうか?…ん?


 よく見ると数件のメッセージが来ているようだ。


『先に謝っておきます。ごめんなさい(>人<;)』


『あれ、まだおうちについてないですか?σ( ᐛ )?』


『怒ってます?(❛Д❛;)』


 要領を得ないが、嫌な予感がする…


 とりあえず先に、妹の呼び出しに向かうことにした。


「お兄ちゃんは、そこに座って」


「あ、うん」


 妹は、いつもと違った雰囲気を出していた。


「まずは、お姉ちゃんを見つけてくれてありがと、お疲れ様」


「ああ、とりあえず、あいつは無事だったよ、そのこと?」


「そのことも、だけど」


 そのことも?他にも何かあるのだろうか?


「放課後、屋上にいたの見かけたの」


「へっ?」


「部活の後輩の子と会っていたよね?あの子はわたしのお友達なの。付き合ってるんだってね… 2股はいけないと思う」


 見られていたのか…そうすると、さっきの後輩のメッセージは、この事か…


「いくら、お姉ちゃんがお兄ちゃんのことを大好きだからって、やっていいことと悪いことがあると思うよ…!」


 そこから、長い時間をかけて妹に説明することになった。


٩(๑`^´๑)۶


     ヽ(´o`;


(๑❛ᴗ❛๑)?


      (´o`).。oO


(˘๑・з・˘) 


     (; ཀ ;) Σ(゚д゚lll)


(๑⊙ω⊙)


     ・:*+.\(( °ω° ))/.:+ (゚д゚)


ʅ(◞‿◟)ʃ


     『(❛Д❛;) 』(゚д゚)


٩( ๑'ω' ๑)و


 最終的に妹はお姉ちゃんの味方になるって意気込んでいた…なんで?(゚д゚)

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