第458話 死の雨Ⅱ
「ぐぬうううう――」
そう唸っている
「何故貴様等2人の攻撃をこの俺様が――」
「残念だったな
「随分と言うようになったな青龍。強くなったからいい気になっているのか?」
と、明らかに怒り口調の
「面白い。俺様本気で怒らせてしまったら、この国は一瞬にして滅ぶぞ?」
「そうはさせない。こちらが攻撃の手を緩めなければ良いだけだ」
「体が大きいと、ナリユキ殿の斬撃を避けることが困難だろうな。その姿で正解だ」
本当に煽るなこの人――。前回もだけど
「生憎帝都は自然が少ない。貴様がより強力な力を手にすることもなければ、自動再生が無い貴様など、俺様の火力でねじ伏せてやる」
――まあいいや。
「来い」
天眼でも追うのがやっとのスピード。
ガキン――。
俺は
以前も出した攻撃だ。
「
「問題ない」
「どうなっている!?」
そう呟いた
「余はここだ。
「何だと……!?」
「今の余なら貴様にアクティブスキルが通用するからな」
そう言って不敵な笑みを浮かべる
「味わうといい。
この技は、体内にある水分を膨張させて、内から体を破壊するという恐ろしいアクティブスキルだ。この技を喰らった
ぜえぜえと息を切らす。
「
「ああ。余は2人共に
「俺もそういう系統効かない筈なんですけどね」
「そういう事だ」
「冥龍オルクスの特性か何かですか? 天眼のスキルが大幅にアップしているの分かるのですが――」
「スキルに関しては今は言えないな。
「成程」
冥龍オルクスの魂魄を授かった事によって相当な実力を付けた
「厄介だな……」
珍しく弱気な発言をした
いける。いけるぞ!
「ふざけた真似を!」
激昂した
俺が目を開けた時には、
お願いだ! そこにいる
「流石に今の攻撃の光には貴様も目を閉じたようだな」
貴様も? つまり
得意気な笑みを浮かべる
数秒すると人影が出て来た。しかし出て来たのは顔も含めた右半身が吹き飛んだ変わり果てた
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