第73話 女友達との変わってしまった日々は寂しい

 夏の合宿を終え、秋になって。


 湊にいつでもヤらせてくれる女友達は、八人からたった三人に減ってしまった。

 それも、今日のように三人揃って都合が悪いと誰にもヤらせてもらえない。


 いや、今日はたまたま朝日奈姉妹と茜に時間があってヤれたが。

 三人にも用があって、結局ヤれたのは十数回。


「一年――いや、一年ちょい前か。あの頃は、誰ともヤれないなんて当たり前だったのにな」


 それどころか、湊には女友達すらいなかった。

 当時の梓琴音は、女友達というより好きな女の子だった。


「考えてみりゃ、俺ってまだ誰とも付き合ったことないんだよな」

「そ、そうなんだ……あんっ、トシヤ、またおっぱい吸ってる……♡」


 その片思いの相手のおっぱいは、こうしていつでも楽しめるようになった。

 湊は梓のCカップを眺めつつ、感慨に耽る。


 朝日奈姉妹の家を出たあと、湊は仕方なく自宅に戻ってきた。

 泉の会社のスタッフ女子たちともヤりたかったが……。


 さすがに仕事をしている事務所に行っても、パンツを見せてもらえるくらいだ。

 それだけでは満足できそうもなかったので――


「て、ていうかさ……いきなり呼び出しとか。私、暇じゃないんだけど?」


 梓は、ラインで連絡するとすぐにやってきた。

 もちろん玄関先での慌ただしい一回は既に済ませ、そのあとベッドでも二ラウンド終わったあとだ。


「ああ、悪い。茜と朝日奈姉妹にヤらせてもらってたんだが、中途半端で」

「そ、それはしゃーないでしょ。生徒会とかお店の手伝いあるんだし」


 ちゅっ、ちゅっと梓は湊にキスしてくる。

 彼女は制服の前をはだけてCカップの可愛いおっぱいをあらわにし、下はスカートを脱いでオレンジ色のパンツが丸見えだ。


「私だって、バイト始めたんだし、けっこう忙しいんだよ? 今日は休みだけど、勉強もするし……」

「わかってるよ。俺も、無理はさせたくないし」


 湊は、半裸の梓と向き合って座っている。


「掛け持ちでマ●クとコンビニだもんなあ。ちょっと無理しすぎじゃないか、梓?」

「んんっ……♡ そ、そんなに吸ってもなにも出ないのに♡ べ、別にそこまで無理でもないよ……」

「掛け持ちは割と珍しいと思うけどな」


「んー……私も充実させたいっていうか。トシヤ、女友達いっぱいできて楽しそうだし。私も負けてらんないっていうか……」

「なんか、張り合い方がおかしい気もするが」


 湊は苦笑して――


「きゃうっ……♡」


 湊は、梓をころんとうつ伏せに寝転がらせ、お尻をこちらに向けさせる。

 オレンジ色の可愛いパンツと、ぷりんとした柔らかいお尻が目の前に現われる。


「梓はおっぱいも可愛いけど、お尻も可愛いよな」

「せ、瀬里奈さんにもよく同じようなこと言ってない?」


「ボキャブラリー不足かな。でも、梓の尻も瀬里奈の尻も、どっちもけっこう違うぞ」

「やんっ♡ だ、だから責めすぎだって♡ あっ、こらっ♡」


 湊はオレンジパンツを掴んで遊んでやると、梓は顔を真っ赤にして睨んでくる。


「最高だよなあ。一年ちょっと前は、梓のパンツ、見たくてしょうがなかったもんな」


「そ、そんなこと考えてたんだ? ま、まあ……パンツくらいなら、ちらっと見せてあげてもよかったのに♡」


 梓は、この夏にパンツを見せるのもだいぶ思い切っていたような記憶がある。

 とはいえ、一年生の時点でも、湊が全力で頼めば本当に見せてくれていたかも。


「いや、ちらっと見たことはあるんだけどな。そんときは、スパッツはいてただろ」

「フツーは生パンツでうろうろしないよ。今は、トシヤの前は別だけど♡ 他の男の子に見えちゃうの、嫌なんでしょ?」

「そりゃ嫌に決まってるだろ。こんな可愛いオレンジ色のパンツ、俺以外に見られるなんて」

「だ、だと思った……んんっ♡」


 湊は笑って、梓のパンツをじっくり観賞する。


「あの頃、夢にまで見た梓のパンツをこんな間近で見て、それ以上のことも好きにできるんだからなあ」

「ゆ、夢に見るくらいだったの? ああんっ♡ い、今は好きにしていいんだけど、もうパンツが大変なことになっちゃう……♡」

「予備のパンツ、持ってないのか?」

「トシヤの女友達で、パンツの予備を持ち歩いてない子なんていないよ♡」


 梓はくるりと身体を回して、湊と向き合ってくる。


「この前の合宿のとき、みんなパンツの予備、どっさり持ってたもんね。三泊とは思えない量だったよ♡」

「そういや、葉月とか穂波とかは見るたびにパンツ違ってたな」

「あの二人は特にオシャレさんだし……でも、私も十枚以上は持ってったかな。全部使ったけど……だ、だってトシヤさぁ」

「ん?」


「トシヤ、パンツを脱がすのも好きだけど、一回終わったらまたはかせるよね」

「そりゃ、パンツ脱がしちゃったらパンツ見られないだろ」

「そのパンツへの執着はいったい……あんっ♡ 興奮しすぎだって♡」

「そりゃ、梓琴音だぞ? 何度ヤらせてもらっても、興奮するし。むしろ、最初の頃より興奮してるくらいだ」


 女友達の身体はみんな最高だ。

 身体を知れば知るほど、余計に興奮していく。


 美人は三日で飽きるなど、可愛い女友達にヤらせてもらったこともない男の妄言なのだろう。


「トシヤの女友達、みんな可愛くてえっちなのに。私でも、そこまで興奮するんだ……」

「梓も可愛いに決まってるだろ。しかも、忙しいバイトの合間を縫ってヤらせてくれるし」

「さ、三人だけじゃ物足りないだろうから、ちょっと時間あったらヤらせてるだけじゃん」


 ちゅうっと梓のほうからキスしてきて。

 湊はその唇をむさぼり、舌を吸い上げる。


「もう、いつでもヤらせてあげる女じゃないからね、私は。でも、ヤれるときには、ヤらせてあげるよ」

「いつでも梓とヤれないのはキツいが、俺はそれでもいいよ」

「んっ……♡」


 湊は、再び梓のパンツに手をかけて――


『ああっ、いいなあ! アタシも早くミナミナにヤらせてあげたい!』


「……忘れてた。そういや、泉に見られてるんだっけ」

「わ、忘れてたの? トシヤ、なにげに大物だよね……」


 梓は手で下のほうを隠しながら、恥ずかしそうに言う。


 湊のベッドの枕元にはタブレット端末が置かれている。

 そこにはビデオ通話アプリが表示されていて。

 映っているのは、金髪ハーフの美少女、泉サラだ。


『開発が一段落すれば、アタシもヤらせてあげられるから。つーか、アタシも今すぐヤらせてあげたい!』


 実は湊は泉も呼び出そうとしたが、今日は忙しくて来られないそうだ。


 代わりにビデオ通話を繋ぎ、こうして梓にヤらせてもらうところを見せている。

 梓も恥ずかしそうにしながらも、泉だけヤれないのは可哀想――とOKしてくれたのだ。


『今はこれが精一杯かな! 見て見て、ミナミナ!』

「おおっ……!」


 画面の向こうで、泉が白ブラウスの前をはだけ、ぐっと黒いブラジャーを上にズラして。

 ぷるるるっ♡とGカップのおっぱいがこぼれ出す。


 圧倒的ボリュームの柔らかそうな乳房に、ピンクの可愛い乳首。

 今すぐにでも泉の会社に走って行って、しゃぶりたくなるほどに魅力的だ。


『えーと、アズアズとは次が四回目だっけ? 今度は、アタシのおっぱい見ながらヤるとか、どう!』

「えっ、マジで? い、いいのか?」

「私は別にいいけど。泉さん、ヤれないままだとキツいだろうからね……」


 梓はまだ顔を赤くしながら、こくりと頷いている。


『そうだ、今日はスタッフも全員揃ってるから――』


 画面の向こうで泉がなにかボソボソ話していたかと思うと。


『ミナミナ、これも見て見て!』

「うおおっ……! マジかー!」


 泉を映していたカメラが引いて――

 ぷるんっと泉のGカップのおっぱいのアップと。

 その左右に、白とピンクと水色――三枚のパンツとぷりんとした可愛いお尻が映し出された。


『ウチの可愛いスタッフたちのお尻とパンツだよ。これも見ながら――アズアズ、ヤらせてあげて!』

「トシヤに贅沢させすぎだね、泉さん」

「まったくだ……」


 金髪ハーフ美少女Gカップだけでも最高なのに。

 ちょっと地味だが揃って可愛いスタッフ女子三人のパンツと尻を見ながら。

 クラスで五番目に可愛い梓琴音にヤらせてもらえるとは。


「今日は、もしかしなくても最高かもな……」


 いつもの三人にはヤらせてもらえないが。

 朝日奈姉妹と茜、それに梓と――

 オンラインでGカップと美少女パンツ三枚を楽しませてもらえている。


「よし、オンラインの四人分、最後に梓だけちゃんと見て一回で、五回ヤらせてくれ!」

『じゃあ、こっちのみんなは一回終わるたびに、一人ずつパンツ脱いでお尻もサービスしちゃうって♡」

「最高すぎるな……!」


「ほ、本当にあと五回で終わるのかな?」


 オンラインでの大サービスに湊は興奮し、梓は苦笑している。

 今夜は、まだまだお楽しみは尽きそうにない――

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