第62話 一人目の女友達は頼めば一回ヤらせてくれる
「ていうか、パンツならさっきエレベーターでも見てたじゃん」
じろっと葉月が睨んでくる。
「まあ、ちょっと見ただけだし……」
「ちゅーもしてこなかったよね。ふーん、そうなんだ。どっかで他の女とキスしてきて、あたしにはする気もしないってことって思ってたよ?」
「す、すみません……そんなつもりは……」
葉月はベッドに座り、湊は部屋の床に座ったままなので、まるで説教されているようだ。
「ま、パンツはとりあえず見ていいよ」
「マジか」
湊は頷いて、座ったまま葉月のミニスカートをめくった。
さっきもちらっと見せてもらった白いパンツがあらわになる。
つるりとしたシルク、繊細なレースのちょっと高そうなパンツだ。
葉月はパンツにもこだわりがあって可愛いものをよくはいているが、今日のこれは初めて見る。
「やっぱ、葉月のパンツは何度見ても飽きないな」
「嘘くさい。毎日見すぎて、もう飽きてんじゃないの?」
葉月は間近でパンツをガン見されて、さすがに恥ずかしそうに頬を染めている。
湊はさらに大きくスカートをめくりながら、パンツに顔を近づける。
「ちょ、ちょっと……そんなに見なくても。マジで、これまでどんだけ見てきたのよ?」
「数え切れないな。葉月のパンツを見なかった日なんて、ないんじゃないか?」
「マジでなさそうだよね……あたしが持ってるパンツで、湊に見られてないものはないだろうし」
葉月は今日のようなシンプルな白パンツ、陽キャの女王らしい黒や白、それに水色やピンクなどの可愛いパンツもはいている。
どれを見てもエロく、可愛い。
「パンツくらいなら学校でも好きなだけ見られるしな」
「学校で見て、マンションに戻ってきても見てたよね」
「そりゃ、いつでも見られるパンツが一枚、近くにあるなら見るだろ」
「ま、まあ、湊ならいつでも見せてあげるけど……はんっ♡ こ、こら、鼻息がくすぐったいってば♡」
葉月は、太ももをくっつけてくすぐったそうに悶えている。
「息が掛かるくらい近くで見ないと。せっかくのパンツなんだから」
「やんっ♡ み、見るだけじゃないじゃん! ふ、太もも舐めていいなんて言ってないけど!」
「太ももはパンツとセットだろ?」
「そ、そうだけどさ……♡」
湊は、葉月のすべすべの太ももを舌先でぺろぺろと舐める。
「ちょ、ちょっとぉ! や、やりすぎ……あんっ♡」
「……ふぅ。やっぱ、葉月の太もも、美味しいな」
「あ、あんた、唇もおっぱいも、どこでも美味しい美味しいって舐め回すじゃん……」
「マジで美味しいからだって」
「きゃっ♡」
湊は、パンツにも軽くキスすると、葉月はびくんっ♡と震えた。
「パンツはまたあとでじっくり見せてもらうとして……」
「一応、ピンクも持ってるけど」
「じゃあ、あとではきかえてもらえるか?」
「い、いいよ。いっつもそうしてたし」
葉月は湊に飽きさせないためと、下着がいろいろなことで汚れたときに備えて、替えを持ち歩いている。
湊が朝と昼にたっぷり見せてもらったパンツが、放課後には別の物に変わっていることは珍しくない。
「次はおっぱいいいか?」
「ダメって言っても必死にお願いしてくるくせに……」
葉月は呆れて言うと、ピンクのカーディガンを脱ぎ、白ブラウスのボタンを外してくれた。
白い肌と、パンツとお揃いの白いブラジャーが現われる。
「やっぱ、Gカップは何度見ても迫力が違うな」
「ふーん……サラだって、あたしと同じくらいでしょ? たっぷり吸いまくってきたんでしょ?」
「サイズは同じでもそれぞれのGカップは唯一無二なんだよ。おっぱいの色、乳首の色とか形とか」
「ば、ばーか。あんっ、さっそく?♡」
湊はおっぱいを軽く揉んでから、ぐいっとブラジャーを上にズラす。
ぷるるるんっ♡とGカップのおっぱいが現われ、湊は我慢できずにすぐにむしゃぶりついてしまう。
「は、はぁ……泉と穂波の巨乳をたっぷり味わっといて……まだ、あたしの、こんなに吸ってくるわけ?」
「だから、葉月のおっぱいはおっぱいで別物なんだって」
「そんなこと言って褒めたって……馬鹿っ、んっ♡」
葉月は、湊とちゅばちゅばと唇を重ねてきて――
「も、もう無理……こんなの、気持ちよすぎるって……!♡」
葉月は感極まったように湊に抱きつき、夢中でキスしてくる。
彼女の柔らかな舌が湊の口内に差し込まれ、湊はそれを強く吸い上げる。
「んっ、んむむ……♡ も、もっとちゅー……♡ もっと、キスしよ♡」
二人は強く抱き合い、無我夢中で唇をむさぼり合い――
たっぷり10分ほどもそうしていたかと思うと。
「……み、湊、ヤらせてほしいんだよね?」
「ああ、それで……俺は自分を取り戻せる気がするんだよ」
「そんなことでいいのかな……あたしは、いつでもヤらせてあげるつもりだったんだから、前となにも変わってなくない?」
ちゅっ、ちゅっと葉月は軽くキスしてくる。
「俺の決意の問題なんだって。今、もう一度葉月に頼んで――ヤらせてもらうことで、またみんなともヤれる気がするんだ」
「そ、そうなんだ……だよね、瑠伽たちも早くあんたにヤらせたいだろうし」
「俺も、瀬里奈たちにヤらせてもらいたい。あいつらにもまたお願いして、ヤらせてもらうんだよ」
「うん……」
葉月は頷き、ちゅっ♡とまたキスして。
ベッドの上で軽く腰を浮かせて、ミニスカートを脱いだ。
白いパンツと太ももがあらわになる。
「じゃあ……もっかい、お願いして。いつかみたいに」
「ああ、お願いする……もう一度、あらためてな」
湊はベッドの上で両手をついて。
「葉月、ヤらせてくれ。一回でいいから」
「しょ、しょうがないなあ。でもあたし、カノジョじゃないんだから……一回だけだよ?」
「わかってる!」
湊は葉月と軽くキスを交わして――
たった一回だけ、女友達に頼んでヤらせてもらえる一回に向かって突き進む――
「は、はぁ……」
うつ伏せになっていた葉月が、ベッドの上で寝返りを打った。
ぷるっ、とGカップのおっぱいが横に揺れる。
「すげーよな、このおっぱい。ちょっと動くだけで、ぶるんぶるん揺れるんだもんな」
「こら、つつくな♡」
横にいた湊が、つんつんと乳首のあたりをつついている。
「もう、マジで信じらんない……ホントに復活しちゃってるしさあ」
「俺もちょっと不安だったが、よかった。やっぱ、葉月がきっかけだったんだな」
「ただ、お願いされてヤらせただけで、復活するなんて。嘘みたい……ちゅ♡」
葉月は顔を寄せて、キスしてくる。
「俺もびっくりしてる。でも、この身体をまたヤれてよかった」
「やんっ♡ この身体、湊にヤらせるためにあるんだしね♡」
湊のほうは、葉月の乳首にキスしておっぱいをはむっと味わう。
「ちゃんと、一回って約束も守ったしな」
「ま、守ったぁ?」
葉月は、湊の背中に腕を回しながらじろりと睨む。
「そりゃ一回だったけど……い、いつまで続くのかと思った!」
「まあ、一回って言われたら、そりゃ限界の限界まで我慢するだろ」
普段は回数優先の湊だが、今回は一回をじっくり時間をかけて楽しませてもらった。
耐えようと思えば、いくらでも耐えることも可能だと、湊も初めて知った。
「あ、あんなに長く……あたし、湊の一回の間に何回イっ――」
「俺もなんとなく数えてたけど、十五回くらいか?」
「え? そんなものじゃな――い、いいでしょ! あたしのことは!」
どうやら、葉月は一回の間にたっぷりと楽しんでくれたようだ。
湊は自分が気持ちよくなるのも大事だが、絶対に二、三回は女友達も最後までいけるように楽しませている。
「もうー……んっ、はむっ♡」
葉月は照れ隠しなのか、ちゅっちゅとキスしてくる。
「そういや、初めてキスさせたときも、一回って言ったらしつっこくキス続けて来たよね。前とやってることが同じだよ」
「そ、そうだったな。でも、一回は一回だろ?」
「ば、ばーか♡」
葉月は顔を真っ赤にして、さらにキスしまくってくる。
「これで、ホントに復活だね。瑠伽たちも……?」
「そうだな、これで……8●ができる……いいよな?」
「い、いいに決まってるじゃん。あたしも、久しぶりにもっとメチャクチャになりたい♡」
二人は抱き合って――
「でも湊、七人だけでいいの?」
「ん? ああ、そういえば泉の会社の子たちがヤらせてくれるかも」
「ええっ! サラの会社にも行ったの!?」
「なんだ、葉月も行ったことあんのか」
「一応、何回かね。あー、そういえばおとなしい子ばかりだけど、すっごい可愛かった。あの子たちもヤらせてくれんの?」
「まだ会ってもいないけどな」
「まー、あの子たちもゲーム好きだし、すぐに友達にはなれるんじゃない? 友達になれば、普通にヤらせてくれるかな」
「そうだといいんだが。ギャルもいいけど、おとなしい系もいいよなあ」
「あんたは可愛ければなんでもいいんでしょ」
ちゅっ、とお仕置きのキスをしてくる葉月。
「まだまだ、女友達が増えそうだね、湊。何人にヤらせてもらうつもりよ、あんたは?」
「友達は気がついたら増えてるもんだからなあ。俺にもわからんというか」
湊のほうからもキスして、葉月の胸をぐにぐにと揉む。
「あんっ、んっ♡ じゃあ……その前に、もう一人くらいは増やそうよ。八人じゃなくて、九人で10
「……おい、葉月。まさか、それって……」
「今度こそ、梓にヤらせてもらいなよ。また断られてダメになっても……あたしがいるからさ♡」
「…………」
今、湊は完全に復活している。
もう、瀬里奈も茜も朝日もひぃなも、全員ヤらせてもらうことはできるだろう。
まずはスタッフ女子三人にヤらせてもらって、11
確かに葉月の言うとおり、もしも梓に頼んで失敗しても、おそらく取り返しの付かないことにはならない。
ならば、梓琴音は――なんにしても乗り越えなければならない壁だ。
梓も、友達の一人ではある。少なくとも彼女は湊のことをそう思っていてくれている。
女友達全員に一度にヤらせてもらうなら――そこに梓がいなければ。
「ね、梓のところに行きなよ。あいつもさ、待ってるような気がするんだよね」
葉月はキスして、ぎゅうっと湊を抱きしめてくる。
湊の女友達は、可愛くてエロくてヤらせてくれて――大事なことまで教えてくれる。
こんな幸せな男が他にいるだろうか?
(※ミニあとがき
いよいよシーズン4も終盤! もう少しだけお付き合いください!)
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