第30話 女友達は頼まなくてもヤらせてくれる
11月ももうすぐ終わり――
教室は、期末試験が間近に迫って、空気が変わってきている。
「ほら、湊。いつまで寝てんの」
「…………?」
顔を上げると、すぐ目の前に美少女がいた。
クラスで五番手どころじゃない――トップ3を争う美少女だ。
「あ、ああ、葉月か……」
「そうそう、葉月ちゃんです。あんた、あたしに起こしてもらえるなんて幸せすぎるんだからね?」
「……なんか、こんな会話が前にもあった気がする」
「気がする、じゃねーよ。そんなもん何回もあったに決まってんでしょ。フツーの会話なんだから」
「そりゃそうか……」
湊は椅子に座ったまま、ぐぐっと伸びをする。
もう放課後だ。
本日最後の授業の途中で力尽きて、居眠りしていたらしい。
「湊は、あたしに勉強を教えるって大事な仕事があるんだから、ちゃんと授業を聞いといてくんないと」
「いや、葉月も聞いとけよ」
この友人は、授業ではあまり寝ない。
おそらく、寝顔を人に見られたくないのだろう。
湊は葉月の寝顔など、数え切れないほど見ているが。
なんなら、今朝も見たばかりだ。
「あたしは先生に聞いてもわかんないからさ。湊センセーを当てにしてるよ」
「そりゃ責任重大だな。んじゃ、どっかで勉強するか」
「スポッティ行こ♡」
「なんでだよ!?」
湊は思わず耳を疑った。
「葉月、わかってるか? まだ期末試験は始まってもいねぇぞ?」
「いくらあたしでも、そんなこともわからんほどボケてねーよ。試験前の気分転換ができるのは、今日がラストじゃん?」
「とっくにラストを迎えてると思うが……」
「一度ここでめいっぱい遊んでから、あとは試験まで全力で集中するんだよ!」
「ホントに集中するのか……?」
実際のところ、今日の2、3時間を浪費しても葉月のテスト結果への影響は小さいだろう。
葉月は瀬里奈や茜ほどではなくても華奢だが、スタミナはある。
湊は、無限に興奮させてくれる女友達のエロさのおかげでいくらでもヤれる。
葉月の場合は体力があるので、湊がいくら求めても応えてくれているのだ。
「まあ、少々運動しても夜に勉強はできるか……」
「そうそう、今は湊が夜もつきっきりで教えてくれるしね」
葉月がボソボソと囁いてくる。
もちろん、今も湊の葉月家への泊まり込みは続いている。
茜は自宅に帰って、試験前はもう家出しないというので、完全に二人きりだ。
「……しゃーない。ちょっとだけだぞ」
「そうそう、そうこないと」
葉月が嬉しそうにハシャいで、がしっと湊の手を掴んで教室を出て行く。
「お、おい、葉月。手を繋がなくても」
「友達なら手ぐらい繋ぐっての」
「女同士ならそうだろうけどな……」
湊が周りを見ると――
廊下にいた生徒たちはちょっと驚いた顔をしているが、さほど気にはされていない。
さすがにもう、湊と葉月が友達同士だと認知されているらしい。
スポッティは屋内アミューズメント施設だ。
フットサルやテニスや3on3バスケ、ローラースケートやトランポリンなど様々なアクティビティが楽しめる。
料金も安いので、湊たち高校生の財布でも安心して遊べる。
スポッティに到着すると――
「いきなりトランポリンかよ」
「実は昨日からトランポリンしたくてたまらなくてさ」
「トランポリンしたい衝動なんてこの世に存在すんのか……って、こんな話も前にしたような」
「それもフツーの話じゃん。おいおい、湊くんったら、あたしとの思い出は些細なことまで大事かー?」
「ふざけんな。つか、着替えてこいよ。またスカートでやんのか?」
「ちゃんとスパッツはいてるって」
ぴらり、と葉月はミニスカートをめくった。
「……って、はいてな――はいてないじゃねぇか」
大声でツッコミかけて、湊は外だと気づいて自重する。
白のレースのパンツが思いっきりあらわになっている。
「ははは、湊にちょっとしたサービス♡ ちゃんとスパッツ持ってきてるって。ほら、ここではくから壁になって」
「おまえなあ……」
幸い、トランポリン前には他の人影はない。
葉月のパンチラは誰にも見られずに済んだようだ。
だからこそ、葉月も無造作に見せてきたのだろうが。
湊は周りを気にしつつ、葉月の壁になってスパッツをはくのを待った。
「大丈夫、大丈夫。あたしのパンツを見せてあげるのは、湊だけだから♡」
「当たり前だろ。葉月のパンツを見るのも脱がすのも、俺だけだって」
「そうそう、他の男どもが見られるのはせいぜいスパッツくらい。このスパッツの奥の可愛いパンツは見られないし――そのまた奥も、見られるのは湊だけだもんね♡」
「おい……そんなこと言ったら、見たくなるだろ」
「今朝は、めちゃめちゃ見てたじゃん」
「……そうだっけか」
「おいこら、興奮しすぎて、終わったあともガン見してたじゃん。溢れるのがエロいとか言って。あれ、さすがに恥ずいんんだけど」
「そ、そうだったかな」
湊と葉月は、試験前でも朝の二回は欠かしていない。
今朝も葉月が濃いキスで起こしてくれて、トロトロに柔らかい唇をたっぷり楽しませてくれて――
そのあときちんと二回、ベッドとリビングのソファでヤらせてもらった。
「いやほら、夜は四、五回はヤらせてもらってたのに、最近は勉強あるからせいぜい三回だろ。自然と朝の二回で興奮しすぎちゃうんだよな」
「一日五回でも充分多いと思うけど……」
「最近、瀬里奈と茜――沙由香にもあまりヤらせてもらってないからなあ」
「ああ、そうだよねー。あたしも、たまには瑠伽のおっぱいとか、茜のロリボディとか見たいのに」
「瀬里奈みたいなことを言うなあ。まあ、しゃーない」
優等生である瀬里奈は、試験前はふらふら遊べない。
茜は瀬里奈ほど勉強はしないようだが、試験前でも生徒会の仕事をこなしている。
「マジで全然ヤらせてもらってないんだよな」
ふうっ、と湊はため息をつく。
「今日は、体育で更衣室に行ってる途中で瀬里奈に会ったんで、手早く服着たまま一回ヤらせてもらって。昼休みにも茜と会ったんで、例の空き教室でおっぱい吸わせてもらって、こっちはちゃんと脱がせてから、一回だけ済ませたけど」
「ヤらせてもらってるじゃん! 茜なんて、学校で裸になってんじゃん!」
「でも、瀬里奈も沙由香も一回だけだぞ?」
「確かに少ないか……試験前までは二回は最低ヤってたもんね」
「だろ」
湊と葉月の感覚は麻痺しているが、本人たちの自覚は薄い。
「つか、茜って呼んだり沙由香って呼んだり、ゴッチャだね」
「え? あー、無意識かな。人前だと女子を下の名前で呼びにくいのもあるかも」
「まあ、あたしのことも未だに葉月だもんねえ」
「おまえだって、俺を湊って呼んでる――って、さっさと遊ばないと時間なくなるぞ」
「あ、そうだった!」
湊と葉月は、トランポリンに乗って、ぽんぽんと跳ねて遊ぶ。
運動神経のいい葉月は動きが軽やかで、楽しそうに跳ねている。
「スパッツはいてても、やっぱスカートがなあ……」
「あはは、もう見てないところなんてないのに、まだスパッツちらりが気になんの? ばーか、ばーか」
「うっせーよ。男子には女子のスカートの中は永遠の憧れなんだよ」
「ホントにばーか♡ どーんっ♡」
「うおっ……!」
葉月が勢いよく飛びかかってきて、湊は押し倒されてしまう。
「あ、危ねっ……! おまえ、殺す気か!」
「トランポリンなんだから、死にはしねーって。あー、楽し♡」
「そうかい、そりゃよかっ――あ、そうだ」
「なに?」
「ちょっとやってみるか」
「だからなにを――って、湊!?」
「よっ……と!」
湊はぐっと膝を曲げて屈み、勢いをつけて跳び上がり――バク宙をキメた。
――と思ったが、足ではなく上半身をぶつけるようにして、着地してしまう。
「あ、焦ったー!」
「焦ったのはこっちだって! 湊、なにしてんの!」
葉月が本気で焦った顔で、手を差し出して湊を助け起こしてくる。
「ほら、前に葉月がバク宙キメてただろ。あれ、危ないと思ったけど――実はちょっと楽しそうでマネしてみたかったっつーか」
「ば、馬鹿じゃないの! たいして運動神経よくないくせに……ばーかばーか!」
「わ、悪かったって。つか、人が来ちゃったな」
「あれ、ホントだ。うーん、キッズがいっぱいいるね。邪魔しちゃ可哀想だし、しゃーない、移動しようよ」
「卓球だろ。今日は俺が勝たせてもらうぞ」
「ふふふ、バク宙もろくにできない湊に、このあたしが負けるとでも?」
笑いながら、湊と葉月はトランポリンを出て行く。
湊は、あらためて思う。
やはり葉月と遊ぶのはメチャクチャに楽しい――と。
スポッティでたっぷり2時間遊び倒してから、湊と葉月は家に帰ってきた。
湊も今や「ただいま」と自然に葉月家に入れるようになった。
テイクアウトしてきたカレーを二人で食べてからは――
もちろん勉強だ。
「んっ、はぁっ、んんっ♡ 勉強の時間じゃなかったっけ……んっ、ちゅっ♡」
「俺は勉強してるだろ」
湊は、葉月の部屋のテーブルの前に座っている。
ノートと参考書を開き、葉月にわかりやすいように要点をまとめているところだ。
「んんっ……んちゅっ、んむむ……はむっ♡ あたしはまだいいの?」
「もうちょっとだけ待ってくれ。キスしてると前が見えないのが難点だな」
「あのね、そりゃどうしようもないでしょ……ほら、おっぱいなら好きなだけ揉んでいいから……あんっ♡」
葉月は湊の隣に座って、前をはだけブラをズラしておっぱいを丸見えにしている。
湊は葉月のおっぱいを片手で揉みつつ、たまに唇も味わわせてもらっている。
ズボラな葉月は、帰宅しても制服姿のままで、それが余計にエロい。
「ノートをまとめてくれるのはめっちゃ助かるけどさあ……こんなときくらい、ちゅーもおっぱいも無しでいいんじゃないの……?♡」
「でも、葉月もただ待ってるのは暇だとか言うし」
「そりゃ、勉強するよりはマシかな……ここで一回二回ヤってあげとけば、あとで湊もムラムラしないだろうしね♡」
「葉月も、キスしたいだろ?」
「当たり前でしょ♡」
ちゅううっと葉月は強めにキスしてくる。
瀬里奈ほどではなくても、葉月も口を使うのには慣れている。
『あのー、湊くん』
「おっと、瀬里奈も用意できたのか」
『は、はい……これで見えてますか?』
「おー、すげーくっきり見えてる。やっぱ、瀬里奈の乳首はピンクで可愛いな」
『こ、こんな風にお見せするのはちょっと恥ずかしいですね』
葉月の勉強机にはタブレット端末が立てかけてある。
その画面いっぱいに、ビデオ通話で瀬里奈が表示されている。
瀬里奈は勉強の邪魔になるからか、長い黒髪はポニーテールにしている。
細い首と鎖骨の下は、薄いキャミソール姿だ。
さらにキャミソールの胸元を引っ張って、可愛い乳首をちらりと見せてくれている。
「そのWEBカメラ、動かせるんだろ? もうちょっとおっぱいに寄ってほしいな」
『は、はい……こうですか?』
「うおっ……こうして画面越しに見ると新鮮でエロいな……」
「んむっ……こらぁ♡ 瑠伽のおっぱいで興奮してんじゃないの。こっちは生のおっぱいを楽しませてあげてんのに」
『な、なんだか凄いですね。オンラインで私のおっぱいを見せながら、葵さんのおっぱいを……なんて』
「ホント、エロいことに関してはいろいろ考えんだよ、こいつは」
「うっ!」
葉月は、おっぱいを湊の顔に押しつけ、可愛い乳首を強引に口に押しつけてくる。
瀬里奈のおっぱいで興奮しきっている湊には、強すぎる刺激だ。
『わたしも準備できたわよ。見えてる、ミナ?』
「おっ……こ、これなんかイケないことしてる感すげーな」
『わたしも、我ながらなにをしてるんだか……』
タブレット端末の隣には、湊のスマホがスタンドで立ててある。
その画面いっぱいに、ピンクの可愛いパンツが映っている。
『まんま盗撮画面だものね。ほら、ちゃんと茜沙由香のパンツよ』
「見えてる、見えてる」
画面の向こうでスマホを動かしたらしく、パンツから茜の顔に変わる。
赤毛のショートカットが少し濡れているのは、風呂上がりだからだろうか。
茜はわざわざ着直したのか、制服姿だ。
制服のスカート内をスマホで撮影して、湊に見せてくれたのだ。
湊から頼んだことだが、まさか本当にやってくれるとは。
『ああ、パンツを見たいんだったわね。もう……さすがにわたしもちょっと恥ずかしいわ』
「瀬里奈もだし、オンラインだと違うもんだな。俺もめっちゃ興奮してるし」
「ホント、あたしらなにしてんの? あむっ、んっ♡」
『私のおっぱいと……沙由香さんのパンツも見ながら、葵さんとはちゅーとおっぱいですか』
『試験前でそっちに行けなくても、ミナはちゃんと楽しめるみたいね』
『私たちはおっぱいとパンツは見せられますけど、キスはできませんからね……そちらは楽しそうです』
「まったくだよ……セリと茜の映像が繋がったら、こいつのこれ、すっごいことになってて……やんっ……! 乳首、強くつまみすぎぃ」
「いや、マジで最高すぎて……オンラインで遊ぶのもたまには悪くないな」
『最近は、湊くんにヤらせてあげられてないですもんね。今日も空き教室で一回が限度でしたし。す、すっごいたくさん出てましたけど……』
『わたしも、大慌てで一回ヤらせただけだし。時間を決めて校内で落ち合って、1日に一回はヤらせてあげるのもいいわね』
『じゃあ、明日の昼休みは私がいただいていいですか? 着けなくていいので、わたしの箱は持って来なくていいですよ♡』
『ちょっと、セリ。ナチュラルに独り占めしようとしないのよ。わたしとセリだけなら、二人まとめてでも大丈夫じゃないかしら?』
「そうだな、昼休みをめいっぱい使えば……」
『わたしはちょっと危ないから、持ってきてくれる? それとも、ヤらせてあげて、最後にはセリでもいいわ♡』
『私もそれでいいですよ♡』
「なるほど、じゃあそうするか……一人一回ずつはヤらせてもらえるだろ」
「ちょ、ちょっと、あたしは!?」
『葉月さんは家で何回もヤらせてるでしょ。わたしたちは、学校じゃないと今は難しいんだから』
『そうですね、おっぱいを見せるだけじゃ……湊くんに悪いですし』
『パンツだけで喜んでるのを見ると、可哀想になってくるわ。ちょっとそっち行って、私の身体を使わせてあげたくなるわね』
『あ、そうしますか? 二人一緒なら夜道でも――』
「待て待て、瀬里奈も茜もそれはやめとけ!」
夜道を清楚な美少女と小柄すぎる美少女が二人で歩いてるなど、危険すぎる。
とりあえず二人とは明日の昼休みにヤらせてもらう約束をして――
「あ、瀬里奈。ここわからねぇんだけど」
『はい、そこは89ページのアタマの文章との対比になっていて――』
『理数系なら、わたしに聞いてくれたら、だいたいわかると思うから』
「ああ、すげー助かる」
と、おっぱいやパンツを見せてもらうだけでない。
優秀な二人とオンラインで繋がっていると、勉強も捗るというものだ。
と、三人の女友達のあられもない姿を見せてもらい、葉月にキスとおっぱいのサービスで頑張ってもらい――
勉強しつつ、瀬里奈と茜には見えないところで、葉月を抱き寄せて二回ほど――
「ふう……とりあえず、ノートのまとめ終わり。これを丸暗記すりゃ大丈夫なくらいになってるから」
「お疲れ様♡」
一度離れていた葉月が抱きついて、ちゅっとキスしてくれた。
「やっぱ、あの二人は頭いいな。学年トップの優等生と、生徒会の会計は伊達じゃねぇな」
「しかもおっぱいも乳首も、パンツも見せてくれて、可愛いしね」
「二人とも、いい友達だよなあ……」
「ちゃんとリアルでちゅーできるあたしもいい友達でしょ?」
「あったり前だろ」
「だよね。んっ、ちゅっ、ちゅっ♡」
湊は葉月を抱きしめ、ちゅうちゅうと唇を重ねる。
ちなみに、瀬里奈と茜には勉強に集中してもらうために、既に通信は切れている。
「つーか、やべぇ。二人のおっぱいとパンツ、エロすぎた。葉月、勉強始める前に……いいか?」
「もうー、さっき二回もヤらせてあげたのに?♡」
そう言いつつも、葉月はごろりとベッドに横になった。
制服のブラウスの前は既にはだけている。
「あー、このでっかいおっぱい、やっぱ最高」
「……そういやさ、ちょっと発表があります」
「なんだ?」
湊は、葉月の胸から目を離す。
「葉月葵さんはこのたび、Fカップから無事にGカップに成長したことをお知らせします」
「マ、マジか! これ、Gカップなのか!」
そうやって、具体的な成長を聞かされるとさらに興奮が止まらない。
「ふう……そういや、最近ブラが新しくなってるなとは思ってたんだよ」
「試験が終わったら教えようかと思ってたけど、予想以上に大喜びだね、湊。この前、お店で測ってもらったら、Gだって。ちょっとHに近いくらい……」
「やべぇな、まだでかくなりそうだ。このGカップ、毎日味わえるとか、最高すぎんだろ」
「で、でも……おっぱいもいいけどさ、湊……」
「あ、ああ。そうだな」
湊は、葉月のベッドの枕元から薄くて小さい例の箱を取り上げる。
「ああ、新しい箱を出したんだったか。今朝、使い切ったもんな。でも、早いと2日で1箱使い切るもんな。もう金が馬鹿にならねぇ」
「瑠伽の分は前からあまり減ってないけどね」
「まあ、瀬里奈は着けないこと多いからな。けど、この前の茜ん家でのオール生で2日間……みたいなのは、そうはできねぇし」
「……湊、その箱貸して」
「ん? いいけど――って、なんで捨ててるんだ!?」
葉月は新品の12個入りを、ゴミ箱に放り込んでしまった。
「あたしももういらないよ、こんなの。湊の好きにヤって♡」
「す、好きにって……」
「最後はどこにでも……もちろんそのままでも……いいよ♡」
「マ、マジでいいのか……?」
「あたしだって……湊をそのまんま感じたいし。友達同士の遊びだからね、これは」
また、葉月はごろんとベッドに横になる。
Fカップ――いや、Gカップのおっぱいがたゆゆんっ♡と揺れた。
「遊びだから、楽しくて気持ちいいのが一番だよ。湊も、あたしも楽しく気持ちよくなろうよ♡」
「あ、ああ……!」
湊は葉月にむしゃぶりつくようにして――
最高に気持ちいい、夢のような快感をたっぷりと味わわせてもらった。
二度ほどヤらせてもらってから――
「な、なあ、葉月。もう一回。今度は葉月が上で――」
「もうー……ばーか♡」
葉月は、唾液やその他でヌルヌルになったおっぱいを手で拭いながら、湊の上にまたがって。
「もう許可もいらないよ」
「え?」
「いつでも、湊の好きなときにヤらせてあげる。あたしは、頼まれなくてもヤらせてあげるよ♡」
葉月はにっこり笑ってまだはいたままだったスカートをめくりあげる。
実は、まだはいたままの白いパンツがエロすぎる。
この女友達との関係は、また深く強く繋がったらしい――
「ねえ、湊」
「ん?」
さらに三回ヤらせてもらうと、さすがに湊も葉月も疲れてしまった。
勉強の再開どころではなく、二人はベッドに寝転がっている。
「どうかしたのか、葉月?」
「んー……男友達と、“もし自分が女なら誰と付き合うか”みたいな話ってする?」
「う、うーん……ちょっと微妙な仮定だな、それ。でも、俺たちはしないけど、割と普通の話かもしれない」
「そっか。じゃあ訊くけど」
「うん?」
ちゅっ、と葉月は湊にキスしてから顔を寄せてくる。
ベッドの中で、二人はしばし超至近距離で見つめ合って――
「もしも、あたしたち三人の中で誰かをカノジョにできるなら――誰にする?」
「……おい、葉月」
「もしも、の話だって。聞いたらソッコー忘れるし、瑠伽と茜にも絶対に言わないから」
「…………」
葉月の目は真剣だ。
だったら――友人として答えなければならない。
今の、自分の気持ちを。
「―――、かな」
「……そっか」
湊の答えに――葉月は、こくんと頷いた。
それ以上はなにも言わず――1分ほどの時間が流れただろうか。
「よし、今のは聞かなかったことにする。絶対にあとの二人にも言わない」
「あ、ああ……」
「じゃあ……素直に答えてくれた湊くんに、大サービスで6回目をヤらせてあげちゃおうかな」
「えっ、まだ復活してな――」
「これのどこが復活してないって? ちゃんと勉強はあとでするから――もうちょっと楽しんじゃおうよ、二人で♡」
「……じゃあ、楽しませてもらうか、葉月葵」
「今は、瀬里奈でも沙由香でもなくて、あたしだけで楽しんでね♡」
「ああ、楽しもう。二人だけで」
湊と葉月は抱き合い、キスして――
ベッドの中で熱い肌を寄せ合って、絡み始めた。
ギシギシとベッドが音を立てて軋み、壊れそうなほどに熱く激しい“遊び”だった。
今の俺の答えは、四人の関係を変えるものだろうか――
湊は不意にそんなことを思い、すぐに振り払った。
葉月は忘れるといったら、忘れるのだろう。
だったら、自分も引きずってはならない。
葉月の甘い唇にキスして、彼女のすべてを味わい尽くし――
最高に可愛い女友達との、夜の遊びに、いつも以上に夢中になっていく。
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