第23話 三人目の女友達はお風呂が楽しい
「…………」
「ごら、湊。ガン見しない」
「そ、そういうわけじゃ」
「別に見てもいいけれど。どうせ見られるんでしょう?」
そう言いつつも、茜はタオルを前に当ててジュニア用ブラジャーを外した。
それから、白のパンツもするりと脱ぐ。
「……俺は夢でも見てんのか」
「あたしが聞きたいよ……やんっ、こらっ。茜も見てるのに……!」
湊は、葉月のタンクトップを脱がして、ブラジャーのホックをぱちんと外した。
「あ、しまった。つい、いつものクセで」
「君たち、いつも服を脱がし合ってるの?」
「いや、俺のほうは自分で脱いでるって。葉月のブラジャーとパンツは俺が頼んで脱がさせてもらう約束に……」
「だから、説明すんなっての! い、いいからさっさと入るよ!」
なんだかもう、葉月はヤケになっているらしい。
湊が脱がす前に、葉月はパンツを脱いでから、タオルを身体に当てて風呂場に入っていく。
「わたしも、お邪魔するわ」
「…………」
続いて、茜も入っていった。
タオルを身体に当てているが、湊に背中を向けて入ったので、小さなお尻が丸見えだった。
今日初めてまともに話した同級生女子の生尻を見てしまうとは……。
いや、茜はタオルの下は全裸なのだから、もっと凄いものもこれから見ることになる。
仕方ない、ここで逃げ出すわけには――
というより、実は茜の裸にはかなりの興味がある。
文句無しの巨乳の葉月、普通サイズで美乳の瀬里奈のおっぱいをたっぷり拝んできて。
茜は小柄な上に、おっぱいもかなり小さい。
別にそういう趣味はないが、新鮮なサイズの身体付きにはドキドキしてしまう。
正直、早くおっぱいもその他の部分もたっぷりと見たい。
焦る気持ちを抑えつつ――
湊は服を脱いで、タオルを腰に巻いてから風呂場に入った。
「きゃ」
「おっ……わ、悪い、茜」
「……ううん」
風呂場に入ったとたん、茜とぶつかりそうになった。
不意をつかれたのか、茜の口から可愛い悲鳴が漏れた。
普段はクールぶっているが、意外に可愛いところもあるのかもしれない。
「こら、湊。なにをさっそくイチャついてんのよ」
「イ、イチャついてねぇだろ」
葉月はもうタオルを外して、シャワーを浴びている。
わずかに身動きするだけで、おっぱいがぷるん、ぷるんっと揺れる。
「なんか、もうすっかり慣れた感じね。二人とも、本当に普通にお風呂入ってるのね」
「……もうバレてるしな。隠しても仕方ねぇか」
「すっかり開き直ってんね、湊」
「ええ、わたしはただのオマケだから気にせず、いつもどおりに。むしろ、友達だっていう二人が普段どうやってるのか気になるわ」
「……こっちも開き直ってねぇ?」
「あたしも、さすがに瑠伽以外に見られるの、めっちゃ恥ずいんだけど……」
「セリも一緒にお風呂まで入ってるの?」
「おい、本人がいねぇところで瀬里奈の秘密がバレまくってるぞ。しかもこの人、瀬里奈の幼なじみだぞ」
「ご、ごめん。で、でも、瑠伽なら許してくれるよね」
「全力で瀬里奈の優しさに甘えていくスタイルかよ」
といっても、湊も瀬里奈が優しいおかげで、あの小さなお口を数え切れないほどいろいろと使わせてもらったり、着けずにヤらせてもらっている。
「まあ、セリがどんな遊びをしてるのかは、今度見せてもらうことにして……二人は、わたしはいないと思って」
「い、いないと思えって言われても……きゃっ、こ、こらぁっ、なにしてんの!」
「いや、もうこうなったんだからいいかと思って。ダメか?」
湊は、葉月のFカップおっぱいを揉みながら訊く。
「ま、まあ……ここまで来たらもうどうでもよくなってきたけどさ……きゃんっ、ちょっと強く揉みすぎ……み、湊、いつもより興奮してない?」
「瀬里奈以外に見られてると思うと、ちょっとな……」
「へ、ヘンタイだー! やんっ、馬鹿っ♡ ちょ、ちょっと、なにして……! こんなとこ、見られるなんて……♡」
「もう全裸も見られてるし、いいだろ? なにもせずに風呂出ていいのか?」
「そ、それはダメに決まってるじゃん……おっぱいにも他のトコにもなにもしないなんて……も、もう、好きにしていいよ……あたしも、好きにするし……♡」
葉月は、ちゅっと湊にキスすると――
ボディソープを身体で――主に胸で泡立ててから湊の後ろに回った。
「うわぁ……君たち、そんなことまでしてるの?」
「だって、どっちにしても身体は洗うんだから……あたしのおっぱいで洗ったって同じことでしょ……んっ、んっ♡」
「俺も気持ちいいし……は、葉月、すげー強く擦ってないか? おまえも興奮してるんじゃ……」
「だ、黙って。良い子にして洗われてればいいの!」
それからしばらく、葉月は湊の身体を洗ってくれて――
「……もう一度だけ確認しておくけど、ミナと葉月さんってセフレじゃないのよね?」
「ち、違うって!」
いつの間にか湯船に浸かっていた茜が、まじまじと二人を凝視しながら訊いてくる。
「と、友達同士で一緒にお風呂に入って洗いっこしてるだけよ! 誰だってお風呂でふざけるくらいするでしょ!」
「そういうものなの?」
「あんただって、友達とお風呂に入ったらふざけるんじゃないのっ! 修学旅行とかでもさぁ!」
「わたし、そういうタイプじゃないもの」
「そんな気もするね。ふざけてたの、あたしらのグループだけかも……」
「そうか、葉月と瀬里奈と茜は、中学時代に一緒に修学旅行に行ってるんだな」
「お風呂も一緒だったような……茜、あの頃とほとんど変わってないんじゃない? おっぱいとか」
「きゃ」
葉月が、つんっと茜のわずかにふくらんだ胸をつつく。
「び、びっくりしたわ。でも……君は修学旅行のときも大きかったけど、もっとふくらんでるかも。ミナをおっぱいで洗ってるせい?」
「し、知らないって。ま、まあ、瑠伽もおっぱい大きくなったら、そのせいかもね」
「ふうん……セリもミナの背中、おっぱいで洗ってるのね……きゃっ」
湊も、なんとなく手を伸ばして、茜のちっぱいをつついてみた。
確かに小さいが、それなりに弾力もあって悪くない。
「ちょ、ちょっと、湊! あんた、いきなりなにしてんの!?」
「あ、悪い。つい、いいのかなって思って……」
「い、いいわけが……あたしと瑠伽のおっぱいならいつでもいいけど、茜はまだ――」
「……どうぞ、お好きに。小さいから、揉み甲斐はないと思うけれど」
「マ、マジか?」
「……ホントに、あたしらの友達になる気なの、茜」
「うん」
こくん、と頷く茜。
「もうミナの身体は洗い終えちゃったみたいだから――まず、ここを綺麗にしてあげるわ」
「うっ……!」
茜は湯船のふちに手をついて身体を乗り出すと――
いきなり、湊の唇を舌で舐めた。
「あ、茜、それってほとんどキス――」
「ほとんど、じゃなくて……こうかしら♡」
ちゅっ、と茜はキスをしてから、ぺろぺろと湊の唇を舌で舐め始める。
まるで子犬がじゃれついているかのようだ。
「んっ、ちゅっ、ちゅるっ、ちゅっ、ちゅっ……♡ んっ、ちゅっ……んんっ♡」
「お、おい、茜……」
茜はさらに激しく湊の唇を舐め、時折キスして、また舌を伸ばして唇――それに、頬までもぺろぺろしてくる。
「ふう……まさか、ファーストキスがお風呂で、しかも他の女の子もいるところでなんて、想像すらしなかったわ」
「そ、そりゃそうだろうな」
「ちなみに、葉月さんは?」
ちゅっ、ともう一度キスしてから、茜が訊いてきた。
「あたしは、普通に湊の部屋で……一回だけキスしていいって許したら、5分以上、たっぷりキスされたんだっけ」
「……ミナ、なかなかどん欲ね」
「い、いや、葉月とキスしていいなんて言われたら、そりゃ楽しめるだけたっぷり楽しむだろ」
「開き直ったなー。ま、まあ、あたしもなんか凄くて腰抜けちゃいそうだったけど……」
実際、葉月は動けなくなって――
「動けなくなったあたしに、こいつが何回キスしてきたか……唇がちょっと痛くなったくらいだったね」
「そ、そうだったかな」
湊はもちろん鮮明に覚えているが、やりすぎたのは否めないのでトボけておく。
とりあえず全員身体を洗って、三人で湯船に浸かる。
「はぁ……ミナ、葉月さんの身体もちゃんと洗ってあげてるのね」
「そ、そりゃ俺が洗ってもらうばかりじゃな」
「とかいって、身体を洗ってやるって口実であちこち……そのあと、結局何回も……」
「おおいっ、それを言うなよ!」
「別に、今さらそんなことを言われても驚かないけれど」
茜は、湊の前に向き合って座っている。
また膝を抱えこむようにしているが、小さいおっぱいも丸見えだ。
ちなみに、葉月は後ろから湊に抱きついて生でおっぱいを押しつけている。
可愛いちっぱいとピンクの乳首を至近距離で見られるのも、後ろからの圧倒的なボリュームも最高すぎる。
「でも、さすがに茜はいきなり洗ってもらうのはイヤだったみたいね」
「俺もそこまでは頼まねぇけど」
茜だけは、自分で自分の身体を洗ったのだ。
それが当たり前だが。
「イヤというか……お楽しみは先に取っておきたかったというか」
「は? お楽しみって……」
「もちろん♡」
ちゅうっ、と唇を吸うようにキスしてくる茜。
「この下に、ミナの家があるんでしょう? ファーストキスは葉月家のお風呂場なんて意外すぎたけど……初めてちゃんと遊ぶのは、ミナの部屋がいいわ」
「お、おい……それって……」
湊は、ごくりとツバを呑み込む。
つい、茜のほのかなふくらみにも目を向けてしまう。
ちなみに、茜は限りなくBに近いCカップらしい。
見た目より意外とふくらんでいる、と湊は口で味わって実感している。
「い、言っておくけど、初めては女の子には大事なんだから、さすがにあたしはまざんないからね?」
「そ、そうね。わたしも、自分がどうなるかわからないから……葉月さんには、ちょっと遠慮してほしいわ……」
「…………」
まだ父親の帰宅には充分時間がある。
さすがに、茜もこれ以上の恥ずかしい姿を葉月には見せたくないようだ。
それなら――
「じゃあ、風呂に上がったら――茜、俺の部屋で」
「ん……」
「一回……ヤらせてもらっていいか?」
「す、凄いストレートに言うのね……ええ、一回でも……に、二回でも……」
「言っとくけど、茜。湊はしつこいから、一回二回じゃ終わんないかもよ」
「いきなり脅してくるわね……ちゅっ♡」
茜は、湊にキスしてぎゅっと抱きついてきた。
「い、いいわよ……好きにして……きゃんっ!」
湊は、茜の胸の下を両手で掴んで小さな身体を抱き上げた。
「あ、危なっ……びっくりしたわ」
「悪い、悪い。これ、できるかなと思って」
「滑ったら危ないわよ……こ、これじゃ重いでしょ……」
「うおっ」
茜は湊に抱き上げられたまま、湊に抱きつき――両足を腰に絡めるようにしてくる。
湊と茜は正面から抱き合い、茜のほうが抱っこされてるような格好だ。
「このまま、ミナの部屋まで運んでくれる?」
「茜、信じられないくらい軽いけど、それはさすがにキツそうだな。でも、俺の家に入ってからなら――部屋まで抱っこして運んでやるよ」
「ちゃんとキスもしながら運ぶのよ♡」
「はい、お姫様」
「……あたしだって、お姫様だっこもしてもらたことないのになー」
葉月が、文句ありそうにぶつぶつつぶやいている。
まずは風呂を出て、お互いにタオルで身体を拭き合って――
それから、急いで二つ下の湊家に移動しなければならない。
湊の父親が帰ってくるまで、まだ時間はあるが、急がないと本当に二回で終わってしまう。
この小さくて柔らかくて美味しい、茜の身体――
湊は、たった二回で自分が満足できるとは思えなかった。
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