「よし、七不思議巡ろうぜ」「え、あたしも行くの?!」
人ならざる種族とも混じり合う悠久の都・竜動(ロンドン)。今回のアンブローズ探偵局の舞台は、そんなロンドン某所にある、ちょっと変わったラドウィクス学校で――。毎日せっせと通っていたアシュだが、ある日、後輩のグレンが、魔術の授業が行われる「魔術室」で不可解な出来事に遭遇したと知る。詳しく聞いていけば、探偵局のロクデナシ局長兼オカルトヲタクのシャオの姿がちらついて、なんだかスルーできない予感……。そうこうしているうちに、面白そうだと嗅ぎつけたフリーダム・ヤシャが、吸血鬼やメロウのハーフも巻き込んで学校の七不思議を巡ると言い始めて――?!
「局長の尻拭い大前提で行ってきます!」
「学校でも探偵やるなんて物好きだなあ、アシュ……」
ホラーあり、ミステリーあり、版権ネタあり、アクションあり? まだまだ未熟なアルバイト探偵・アシュと愉快な仲間たち、今回は学校の七不思議に挑む!!
・本作は拙作『今日もぼくらはブロセリアンド』と同じ世界観・キャラクターが登場するスピンオフ的な作品です。
・別に↑を知らなくても読める……はずです。うん、大丈夫です。たぶん。
・直接的ではないつもりですが、ごく一部だけ、残酷描写注意かもです。