九月七日 白露(はくろ)

 処暑から数えて十五日程度。夏の暑さを過ぎ、大気が冷え始めて朝晩の気温が下がる頃。季節の変わり目を示す言葉だ。

「太陽黄経が一六五度になるとき」と定められているから、年度によって多少日付は前後する。


 夜間の冷え込みによって草木にできた露が早朝、朝日を浴びて白く輝く様から「白露」と呼ばれるようになったそうだ。

 そして、昔は「朝露が降りるとその日は一日天気が良い」と言われていたようである。

 日中はまだまだ暑い日もあるが、朝晩に涼しさを感じるようになる時節。ひっそりと秋のおとないが近づいている。

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