四月十三日 新型インフルエンザ対策の日

 メキシコ国内で、豚から人に直接感染し、あっという間に世界へ拡散してしまった新型インフルエンザの最初の患者が報告された二〇〇九年、四月十三日。


 この時、世界保健機構(WHO)は、早々に「世界大流行パンデミック」を宣言した。警戒水準は、フェーズ6。最上レベルだった。


 俗に、豚インフルと呼ばれたこのウィルスによって、一万四千人以上もの人が亡くなり、「パンデミックへの備えを怠るな」と、警鐘を鳴らした記念日なのだが、うっかりと怠るのが人間の残念な一面だ。

 現在のコロナ禍が、如実にそれを物語っている。

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