第28話 星空の下で
磨いた銀の砂をばらまいたような星空が、黒く頭上にわだかまる山間のわずかな隙間に広がっていた。
星の光だけで、うっすらと青みがかった景色が見て取れる程度に地上は明るい。
しんと静まりきった空気の中、アルベリックはそっと馬車の階段を下りて外に出た。
「……静かだ、な」
馬車の側を離れて、一人きりになって呟く。旅の間は寝る時も寝間着などではなく、多少軽装になるものの普通の服装だ。
上質な綿のシャツにゆとりのあるズボンという、王族としては部屋着にするにも無理のある服装だったが、当人としてはむしろこのほうが好みだった。念のためにマントを羽織って、愛用の剣を手に提げている。
馬車の外では男性陣が寝ているため、アルベリックは足音を殺して充分な距離を取る。
気配に
「……アンジェさん?」
ぼんやりと星空を見上げるアルベリックに、ふいに澄み切った声がかけられる。
一瞬びくりと身をすくめてから視線を向けると、予想通りそこにいたのは真新しいマントを羽織ったクリスティアーナだった。
急造のマントにはフードがついておらず、いつもは隠れている緩く編まれた白金の髪があらわになっている。わずかに波打つ髪は、星の光を受けて神秘的な輝きを放っていた。
「ティアーナ……どうした、こんな時間に。眠れないのか?」
アルベリックが思わず返した声に、クリスティアーナはくすりと笑いの息をこぼす。
「それ、同じようにこんな時間に起きているアンジェさんが言いますか? あと……私はちょっとお茶をいただきすぎたみたいで、ご不浄のために起きたんです」
「あ、ああ……そうか、その……悪かった」
少し言いにくそうにしながら、正直な理由を述べるクリスティアーナにアルベリックも顔を赤くする。
用を足すための魔道具は目隠しを兼ねた小型天幕の中に設置されている。これもアルベリックが音頭を取って作り上げた魔道具だ。
決まり悪げに目を逸らしてから、話題を変えるようにアルベリックは早口で言った。
「私は、それこそ眠れなくて……少し外の空気を吸ってこようと思って起きたんだ。なんだか目が冴えてしまって……」
「ちゃんと休まないとだめですよ? 私が言うことじゃありませんけど」
思いやりを感じさせるティアーナの声に、アルベリックは微苦笑を浮かべてうなずく。
「ああ、わかってる。少しばかり神経が過敏になっているんだろう……軽く身体を動かして、気持ちがほぐれれば眠れるんじゃないかと思って出てきた。こういう時は、疲れてくたくたになるまで身体を動かすのが一番なんだが――さすがにここでは無理だろうからな」
「わかります。あれこれ無駄なことを考えてしまう時は、身体を動かして忘れてしまうに限りますよね。私も神殿にいた頃、よくやってました……」
「……少し意外だな。そういう、迷ったり悩んだりといったこととは、あまり縁がないように見受けられたが」
つい、といった様子で洩らしたアルベリックの意見に、クリスティアーナはほんの少しだけ不満そうな様子を見せた。
「なんですか、私だって悩むことはあるんですよ? ただ、考えても答えの出ないことを延々悩むのは好きじゃないってだけで――だって、お腹がすくばかりで時間と労力の無駄じゃないですか。だから、そういう時は身体を動かして忘れてしまうことにしてるんです」
「そうか……」
具体的なことは口に出さなかったがクリスティアーナの言葉は重く、アルベリックはその一言を返すことしかできなかった。
同時に、星明かりに照らされるクリスティアーナの顔に、確認するような視線を向けるのも止められなかった。
アルベリックの視線を感じてか、クリスティアーナがやや怪訝そうな空気を漂わせる。
「いや、その……あまり見た目には影響がないと思ってな。体内の病原菌が消えて、病気は完全に治ったはずなのに……」
すまない、と続けようとしたアルベリックの言葉を、クリスティアーナの声が遮った。
「なにを言ってるんですか。全然違いますよ――ずっと感じていた痛みも倦怠感もなくなりましたし、こんなに手足を軽く感じるのは久しぶりです!」
明るく告げるクリスティアーナの声には、これまでとは違う弾んだ響きがあった。
夕食のあと、村長にかけあって譲ってもらった家畜の豚を使い、最後の確認として行った実験は問題なく成功した。
そのため、続いてクリスティアーナを実験台として術を使用したのだが――それも成功し、この病気に対応した平癒の術の完成が確認された。
すぐさま村人の治療に取りかからなかったのは、すでに遅い時間になっていたのと、遅れて術の影響が出てくる危険を考えてのことである。少なくとも一晩、クリスティアーナの身体に異変がないのを確認してから、村人の治療を行うべきだと皆の意見が一致した。
「だが……」
「確かに、見た目が元通りになるのにはまだ時間がかかりそうですが……でも、これでも大分良くなってるんですよ? ほら、こんなに皮膚が柔らかくなって……ちゃんと笑ったり、怒ったりしているのがわかるでしょう?」
自分の頬を指先で押さえてクリスティアーナが言う。本人の言うように、焼け
弱々しい星の光の下ではなく、明るい太陽の下でその瞳の色を確かめたいとアルベリックはちらりと思った。
今でさえ美しいと思えるその色が、太陽の下ではもっと綺麗に見えるだろうから――
「……アンジェさん?」
首をかしげてクリスティアーナが呼びかける。その声ではっと我に返り、耳が熱いのを自覚しながらアルベリックは慌てて言葉を発した。
「あ、すまん、ぼうっとしていた……だが、症状が改善したのならよかった。今までどれだけ無理させていたのかと思うと、正直複雑な気分だが……」
「私が望んでやっていたことなんですから、気にしないでください。それより、ぼうっとしていたというのなら、少しは眠くなってきたんじゃないですか? 馬車に戻って、ベッドに横になったほうがいいのでは?」
顔色を確認するように、間近に顔をのぞき込まれてアルベリックは
「いや、大丈夫だ! 眠気はそんなに……いや、明日のことを考えたら、そろそろ寝たほうがいいのか? だが、眠くなってはいないし……」
あたふたと言葉を連ねるアルベリックをきょとんと見返し、クリスティアーナはこらえきれないように笑い声をたてた。
「眠くないのなら、逆に無理に寝ようとしないほうがいいかもしれませんね。かえって寝付けなくなることのほうが多いですから……だったら、もう少しお話していきませんか? ここしばらく、アンジェさんとゆっくりお話する機会はなかったように思いますし」
「……ああ」
アルベリックの顔に浮かぶ表情もやわらかくなる。周囲を少し見回し、古い切り株を見つけるとその上に座るようクリスティアーナを
「いえ……私は平気なので、アンジェさんが座ったら……?」
「ティアーナを立たせて、私だけ座って話をするというのも落ち着かないだろう? そうでなくても、一応は病み上がりなのだし……」
「ええと、だったら一緒に座りましょう! 幸い、二人くらい座れそうな大きさですし」
押し問答に発展しかけたところで、クリスティアーナがいかにも名案を思いついたと言いたげに声をあげる。
アルベリックは目を丸くしたが、妙に楽しげな彼女の勢いには逆らいきれなかった。
かろうじて、背中合わせに座ることを提案する。クリスティアーナとお互いに背中を預ける形で切り株に座りながら、アルベリックはなぜこうなったのか、と内心で首をかしげずにはいられなかった。
「……ティアーナ」
だが、彼女に伝えるべき言葉を、口にすることもアルベリックは忘れなかった。
「色々と……本当にありがとう。ティアーナがいてくれて、この村のために頑張ってくれたおかげで、私たちはこの村の住人を助けることができた。このままいけば、一人の犠牲者も出すことなく事態を解決できるだろう……本当にどれだけ感謝すればいいか」
それから、と続ける言葉に後ろめたさがにじむ。顔の見えない背中合わせであることに、アルベリックは少しだけ感謝したい気持ちになった。
「最初に会った時、私も呪いにかかっていると話せなくて――騙すような形になってしまって悪かった。ずっと気になっていたんだ。ティアーナは自分の呪いのことを教えてくれたのに、私は話せないまま……エレンのところで、なし崩しに明かす形になってしまった」
「アンジェさん……」
肩越しに返されたクリスティアーナの声に、負の感情はにじんでいなかった。
「初対面の相手に、呪いを受けているなんて話を気軽にできないのは当たり前です。私の場合は、伝染する可能性があると思っていたから明かしただけで」
「だけど……それだけじゃなく、私は他にもティアーナに隠し事を……」
「人間生きていれば、隠し事の一つや二つできるものですよ。なにもかも全部正直に打ち明けなければ、友達になれないなんてことはありません――友達ですよね、私たち?」
不安そうに付け加えるクリスティアーナに、アルベリックの口元が自然にほころぶ。
「もちろんだ。ティアーナが嫌でなければの話だが……私は、ティアーナのことはかけがえのない友人だと思っている」
「嫌だなんてとんでもありません! 私だって、アンジェさんのことは大事な友達だと思っています――友達なんてできるのは、ずいぶん久しぶりのことですが」
クリスティアーナの声音に寂しげな色が混ざる。不思議そうな視線をアルベリックが向けるより早く、彼女は先程までと同じ穏やかな口調で言った。
「神殿に入ってからは、まわりは友達というより競争相手という認識が強くて……なかなか親しい人間が作れなかったんです。修業の旅に出てからは、各地を転々としているから仲良くなった相手とも、すぐにお別れとなってしまいますし……」
離れても交流を続ける方法はいくらでもあるんですが、とクリスティアーナはどこか苦い笑みを浮かべる。
「実際の距離以上に、生活環境の違いからくる心の距離があるんです。その日その日を生きるのに精一杯の人にとっては、遠く離れた場所にいる人はこの世にいないも同然……いない人間のことを考えるだけの心の余裕もないんです。だから、旅の神官と友達になろうなんて考える人はめったにいません」
「……それはそれで、ちょっと寂しいな」
「仕方ありません。それに、アンジェさんのように友達になろうと言ってくれる人も、ごくたまにですが現れることがあります。……まぁ、やっぱりお別れしたらそれっきりということが多いですけど」
クリスティアーナの声には、寂しさよりも諦めの色が強かった。少しの間、ためらうように沈黙してからアルベリックはおもむろに口を開いた。
「ティアーナ……私には、他にも隠していることがいくつもある。だけど、一つだけ秘密を明かしてもいいだろうか?」
戸惑ったような声をクリスティアーナが返す前に、アルベリックは言葉を続ける。
「私には、他の誰も知らないような知識が、ふいに頭の中に浮かんでくることがよくある。それは言葉だったり、具体的な物や概念だったりすることもあるが……子供の頃からずっとそうだった。正直、まわりから見れば気味の悪い子供だったろうと思う」
「アンジェさん……」
「今回、村で蔓延している病気に対応するために出した知恵のほとんども、そこから来たものだ。よく、私は発想を誉められることがあるが……自分で考えたわけでなく、頭の中にある知識を口に出しているだけの身としては、不正をしているようで複雑な気分になる」
淡々と、だが一息に言い切って、アルベリックは肩越しに微苦笑をのぞかせた瞳でクリスティアーナを見た。
「……失望したか? だけど本当のことだ」
陰りのある表情で、なおも言葉を続けようとしたアルベリックに、クリスティアーナはふり向きざまに語気も荒く言い放った。
「失望なんてしません! どんな知識が頭の中にあろうと、それを正しい形で活用できるかどうかはその人次第です! ちゃんと人のために知識を生かすことができるなら、それはアンジェさんが正しい人間だという証です!」
思わず言葉を呑んでアルベリックは目を丸くする。その澄んだ宝石のような色合いの瞳を間近に見返して、クリスティアーナは笑みを含んだ声で言った。
「秘密を明かしてくださってありがとうございます。でも……私はその知識を持っているのが他の誰でもなく、アンジェさんでよかったと思います。だって、保身のために隠すのでも、欲のために悪用するのでもなく、自分以外の誰かのために役立てようとできる人だから。そういう人だから、この村の人たちを助けることもできるんです!」
「……うん」
アルベリックは一瞬目を潤ませ、一度強く目を閉じて開いてから声を投げ返した。
「ありがとう……ティアーナ。そう言ってもらえると、心が楽になる……本当に、君と会えてよかった」
溜め息のように吐き出された声に、クリスティアーナはにこりと微笑んでどういたしまして、とだけ告げた。
翌朝、日も昇りきらぬうちにアルベリックたちは起きだし、朝食もそこそこに村人たちの治療に取りかかった。
その中心となるのは、村で蔓延している病気を治す術を身につけたヒュームである。
クリスティアーナも術の会得に挑戦はしたが、病原体の特性や構造について一から講義を受け、何度も病原体を殺すところを目にして、イメージをしっかりと固めたヒュームと同じようにはいかなかった。
結局、発症した村人の数も考えて、無理に術を覚えるのではなくヒュームの補佐に徹することになった。
ヘレナたちが作った新しいマントを身につけ、村に向かう二人にアルベリックは注意する。
「一応、病気を治す術は完成したとはいえ、どんな場合にも効くという保証はない。だから村人を治すことも大事だが、それ以上に自分が感染しないように気をつけて行動してくれ。昨日も言ったように、病原菌が付く恐れが一番高いのは手だ――病人を診たあとはこまめな消毒を欠かさずに、口や目に触れる時は素手ではなく清潔な布を使うように」
「大丈夫ですよ」
昨晩のうちにアルベリックが用意した、アルコールの入った瓶を手にヒュームが笑う。
村にあったエールの備蓄から、村長の許可を取ってアルベリックが作ったものだ。それとは別にもう一本、不測の事態に備えての予備も用意してある。
「息を吸うだけで病原体が体内に入るのなら、どう頑張ったところで防ぎようがありませんが――手を介して口、鼻、目から入るものだと最初からわかっていれば、気をつけるべき要所はだいたい絞られます。これでも、一応医療にたずさわってきた経験のある人間ですよ?」
「……そうだな。私よりも、よほど病気や病人のことについては詳しいか」
わずかに表情を緩めたアルベリックに、ヒュームは目元だけを出した覆面姿で、それでも思わず見とれてしまいそうな笑みを浮かべて言った。
「ええ、どうぞお任せください――それに、ティアーナ嬢も筋はいいですから、実際に病人を治すところを何度か見れば術を覚えると思いますよ」
そうなれば戦力は一気に二倍です、とヒュームはクリスティアーナを見やって告げる。
同じようにマントと覆面で肌のほとんどを覆った姿で、クリスティアーナは決意のこもった眼差しで強くうなずいた。
「できる限り早く、術を覚えられるように頑張ります! 今はまだ症状の出てない村の人たちも、いつ発症するかわかりませんから……」
「……頼んだぞ、ティアーナ」
胸に浮かんだ諸々の言葉を呑み込んで、それだけをアルベリックは口にする。
太陽の光の下で、はっきりとわかる薔薇水晶のような美しい色合いの瞳を笑ませて、クリスティアーナはヒュームとともに去っていく。
その後ろ姿を、アルベリックは固く拳を握り締めて見送ることしかできなかった。
ヘレナとグラハム、デュシェスは病気に関しては専門外であるため、アルベリックの護衛として側に残る。
クロエとエレンに関しては、根を詰めすぎた疲れを取るため馬車の中で就寝中だ。
どちらもここ数日、睡眠時間を大幅に削って呪いの解析や術の開発に勤しんでおり、体力以上に精神力が限界に達しつつあった。急ぎの用件もないため、こちらも不測の事態に備えて休息を取らせることにしたのだ。
身じろぎもせず、村の方向を見つめるアルベリックを他の三人は案じるように見る。
グラハムとヘレナがちらりと目を見交わしたのは、昨晩アルベリックとクリスティアーナが話し込んでいたことを知っているためだった。
クリスティアーナの内心はわからないが、アルベリックはずいぶん過剰な思い入れを抱いているようにも見える。ある意味、それは喜ばしい成長なのかもしれない。ただ、アルベリックの現在の性別と本来の立場を思えば、手放しで歓迎できるものではなかった。
互いに押しつけ合うように、グラハムとヘレナは無言で牽制じみた視線をぶつける。
だが結局、どちらもアルベリックに問い質す言葉をかけることはできず、ただ時間が過ぎてゆくばかりだった。
日が大分高くなっても、アルベリックは身動きもせずに立ち続けたままだった。
休むよう何度か声をかけられたものの、村人の治療に向かった二人は休んでいる暇などないはずだ、と頑として受け入れようとはしなかった。なまじ普段から鍛えていて体力がある分、強く言うこともできず周囲は見守ることしかできない。
デュシェスはただ一人、なにも言わず日差しを遮るように側に立ち続けていた。
その目が、なにか見えないものでも捉えたように見開かれたのは、数時間が過ぎて太陽が中天に届かんとしている時刻だった。
「……デュシェス?」
ただならぬ気配を感じ取って、アルベリックが声を投げやる。
対するデュシェスの表情は変わらなかったが、その青水晶色の瞳には明らかに鋭さを増した光が浮かんでいた。
「なにか……来る」
厳しい声に引きずられるように、アルベリックの表情も引き締まる。意識を集中して探知の術を使うと、二十以上の動く反応が引っかかった。移動の速さからして、馬と同じくらいの速度で動く魔物か動物――あるいは馬に乗った人間だ。
街道に沿ってまっすぐ向かってくる反応は、村とは反対の領都の方向からやって来る。
かなりの速度で近づいてくる反応に、半分意識を傾けたままアルベリックは口を開く。
「魔物か……それとも人間か。これだけの数の人間が、わざわざ馬で移動してくる心当たりはあるか?」
誰にともなく発した問いに、グラハムとヘレナも顔を見合わせてから
「……ないですね。行商人にしては数が多すぎますし、それ以外となると――春になって活動開始した盗賊団くらいでしょうか」
「ああいう連中って、なぜか春になるとどこからともなく湧いてくるっすよね」
茶化すように言いながらも、グラハムの声には険しいものがのぞいていた。
「俺にも感知できたっす――これは完全に、魔物じゃなくって人間の反応っすね。今この状況で、この村に――というか、俺たちに用のありそうな連中って、俺には一つくらいしか心当たりがないんすけど?」
「……だな」
アルベリックも同意の声を返す。眉を寄せて厳しい表情になりながら、アルベリックはヘレナに馬車の中の二人を起こしてくるよう命じた。
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