全ては東雲柚姫の都合の良い戯言に過ぎない。

作者 浮白 双紙/角川スニーカー文庫

6

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★★★ Excellent!!!

文章で遊び、内容で遊ぶ。
純文学ではできない書き方を、この作者はしてるとおもいます。
軽い文章で書いてはいるが、素人感はなく実に読みやすい作品。
基本はギャグテンポで進んでいくが、おそらく緻密に考えてネタを配置してると思われる書き方がすごい。
最後はシリアスな内容になっていくものの、ありがちな『ギャグ感が失われてシリアスに寄りすぎる』ということもなく、終始一人称視点で軽口で進むところも斬新です。
脱力系の主人公なのに、嫌悪感がないのは元人格が正義の味方だからで、ヒロインも典型的なツンデレ系で可愛く魅力的なのに、媚びがないのも高評価です。

★★★ Excellent!!!

ラノベ全盛期の作品を彷彿とさせる読み味の作品。
やれやれ系の主人公かと思いきや、その生き方にも理由があり、それを克服することで主人公らしくなっていくところが魅力。
いい意味でのご都合主義もあり、安心感がある。
何よりもタイトルが秀逸で、しっかり内容でタイトルを回収してるところも◎
異世界モノが圧倒的に多い昨今で、しっかりと現代学園ファンタジーを描いている。
斬新さはないが、ずっと読んでいたい作品だと思います。続編があるなら、それにも期待。