第3話 文化祭とそれから色々
秋、文化祭があるはずの季節もこのご時世だからと中止に。最後の文化祭が中止なのは残念だがこんな時だ、仕方がない。
まあ、受験生だし、その分勉強に使えると思えばまあ、と思うしかない。
なんせ、彼が目指している大学に入るには勉強が足りないのだから。
秋から塾に通い出した。どうしても英語が苦手だったから。模擬試験の点数がどうしてもあがらない。焦って焦った仕様がなかった。
英語を猛勉強するようになってから季節はまた一つ進んだ。少しはマシな点数になってきた頃、学年の先生達の主催で3年生だけのミニ運動会が開かれることとなった。
文化祭だけではなく、運動会も無くなってしまったことをかわいそうに余ったと同時に、勉強の息抜きになればいいと、企画してくれた。
それでも密を避けるため、男女別バレーボールやドッチボールなどが行われた。
全6クラスあるうち、うちのクラスは女子バレーが3位、ドッチボールが2位と言う好成績を残した。
勉強で気が滅入っていた分、いい気分転換となった。
もちろん、彼の活躍も、見逃すことなく見ることができて満足だ。
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