「無能なガキはここから出ていけ！」っと言われ死んだ俺は転生するとそこはゲームでは存在しない王国の第3王子でした〜でも俺はスローライフを目指します

第106話 今までの事を全てお前らに。

俺は……今までの事を今から全て話す……例え何を言われようとも知る権利をこいつらは持っているんだ。

「それで、、オスト君……話とは？」

「あぁ…まず俺は勇者を殺そうとした…それに関してはザァベストが1番よく知っているけど、、ここから先話すことは俺独断での判断だけど決めて欲しい」

俺はそう言うと皆は不安な顔をしこちらを見つめてきた

「オー君がそう言うなら私はいいよ？」

「私もですわ！？オストがたとえどんな理由でもついて行きます！」

「もぉ皆！それ私が先に言うはずだったのに……まぁでも確かにオスト君が正しいと思うなら未来の嫁である私こそが信じなきゃね！」

「何言ってるの？エミリア……あんたは2番目以降！1番はこのあたしだけど？だからあたしがオベストを信じるの！」

4人は何故か張り合っている様子……しかも横でザァベストはクスクスと笑ってるし、、

「分かった……じゃあ本当に全てを話すよ……まず俺は勇者殺す事に躊躇いは無い！」

すかさずザァベストが反論してくる

「でもそれじゃあオストが犯罪者としてなるんじゃ……」

「まぁなんて言ったらいいかな？第一に勇者は自我が殆ど無いんだ……勇者を育てた張本人のアルべナ・ホーラって奴が勇者を操っているんだ」

そう。前戦ってみて分かった。殆ど自我がない……正確には意識はあるが全てはアルべナ・ホーラが正しいと判断するように洗脳されているのだ

「だから、勇者を殺しその師匠である奴も殺さないといけない！でもそう簡単にはいかないんだ……」

「じゃあ…洗脳を解いたら勇者は元に戻るんじゃ……」

俺は静かに首を振るう……勇者はもう元には戻らない筈だ。あのアルべナの様子を見る限り勇者はもっと洗脳され改造されている筈だ……だからもう元には戻らないと俺は思っていた

「例え戻っても後遺症は必ず出てくるんだ……それならいっそ」

「な、なら！皆で倒そうよ！ね？オー君そうでしょ？みんなで倒せば勇者ももしかしたら元に戻るかもしれないじゃない？例え戻らなくても……勇者だから女神の力で」

女神の力か………

「駄目だ……お前達を巻き込めない！俺にはその覚悟がまだ無いんだ」

そこにつかさずザァベストが口を挟む

「なんでだよ！？俺達は仲間だろ？オスト！！」

「そうですわよ？オスト……わたくし達は仲間であり信頼する友人であり婚約者デスワ、、」

最後の方はよく聞き取れなかったけども……確かにその通りだ。

「その前にもう1つ……言っておきたいことがあるんだ！これは俺自身に関する事なんだけど、、」

「まさか！？オー君死んじゃうの！？」

「オベスト……それ本当？」

いやいやそんな話しどっから出てきたんだよ……物騒だなぁ

「なわけあるか！」

2人の頭に軽くチョップを入れた後俺は、真剣な眼差しになり口を開く

「俺はこの世界の人間じゃないんだ、、」

「それってどういう意味ですか？オスト君？」

「俺は……この世界に生まれ変わった転生者（・・・）だ！」