第373話最高やろ…?な?

  無理矢理小さな吐息を零しに来る謝阿狗の、まるで自分に娘を奪った真犯人はまだちゃんと生きているんだろ言う事を知らせに来るような様に、歯ぎしりして見たくなりつつ、何度も鼻翼に力を込めていく義威瀬は丁寧なまでに両手で娘の傷だらけになり背中に、有無を言わさずに両手を固定されていた体を抱えて行きながら、謝阿狗の蛞蝓のように蠢いている体を睨んで行きつつ、もう息を漏らすことすら出来なくなっていた天使を大事そうにと抱えていた義威瀬は歯ぎしりして行きながら、顎を引いては自分の様を見ようとしているような謝阿狗を睨んでは、宛ら相手の存在を拒んでいるように何度も首を横に振って喉から嗄れているような声を絞り出していた、「無理…だよ…!」


  喉から飛び出ていく声に苛立ちを覚えているようにと、強く微かなオブラートと化してような生き血に外柄を包まられていたような歯を噛んでいく義威瀬、恐る恐ると小刻みに震えている顔を義亜孔の腫れ上がっていた顔に向けて行きつつ、ぽつりと声を発していた、「娘が…」戦慄している左手で義亜孔の腰を抱えて行きながら、ゆっくりと右手を上げては、彼女の頭に触れて行く彼、「大事な娘がこんな目に遭わされてて…」


  霞んでいた視野の中でまるで彼女が最期で、どうしても自分に残したかった一言を拒んでいた自分に傷心を覚えているようにと、口角を斜め下の方向に固定していた娘の痣が浮かべていた額に、頬をくっついて行きつつ、ぽつりと声を発していく義威瀬、「犯人を許せるような奴は親失格であり…」まったりと自分の体にある臭う液体に小さな体を汚されていた娘をゆっくりと床に向けて置いて行きながら、歯を食いしばって行く義威瀬は何度も鼻翼に力を込めて行きつつ、謝阿狗の方向を睨んでは、ぽつりと声を発していた、「俺が軽蔑するぞ…俺は…」


  ”シュー”刹那、一言を呟いていたような義威瀬が否応なしに、如何にか上手くコントロールする事が出来なくなっている自分の視野に侵入し来ては、宙を舞う姿を自分に見せつけているようにと猛然と自分に向かって来て強く右手を握っては、憎しみに満たされているような眼を自分にぶつけに来ている様に、勝手に震えている眉毛を有無を言わさずに跳ねらされているような気がしてならないでいる謝阿狗。


  ”ドンー!”倒れ込んでいくようにと強く義亜孔の頭につけていた嗅ぎたくもないでいる臭いが纏っている右手を、強く謝阿狗の顔面にぶち込んでは、まったりと微かに疼いている右手を引いて行きつつ、宛ら自分の右手の力だと、彼の命を如何にかすることなんて出来ないんだと、顔面の形が微かでも変わっていないでいる謝阿狗の白い目を向いているような様を睨んで行きながら、自分の全力の一撃を食らっても顔の形が変えられることのない謝阿狗は、一体自分の天使のような存在である愛娘にどれだけの打撃をぶつけたら、義亜孔はあんな風になってしまうのかを一瞬考えてしまうと、つい頭が割れて仕舞いそうな気がしては、強く両手を握って行きながら、ゴキブリを連想させに来る程の生命力を持っている謝阿狗をいっぱい嬲ってから殺して行くんだと、強く願っていく義威瀬は迷わずに握り締めていた両手を彼の汗ばんでは、着ていたきっと自分に気付かせないでいる為のカモフラージュとなっていた、滲みが出来ていた服に向かって行きながら、叫んでいく、「娘を奪った野郎を滅茶苦茶に殺してやるんだ…!」


  ”ドンドンー”「うっ!」宛ら自分の胸元に向けて降りかかって来る雨の如く、猛然と自分の胸元に向かって落ちて来る義威瀬の悲憤に操られているけれども、上手く力を込める事すらままならないでいるくらいに弱っては、自分を悲惨に殺して行けなくなっている様は少しばかり可愛く感じている謝阿狗は、彼が自分に投げに来る息を無理矢理止めようとしているような打撃に、何とか耐えて行こうと思っては、彼の存在をわざと苦しめにいくようにと右側の口角を上げて行きながら、自分の顔を映し出してくれている真っ赤な糸の群れに囲まられているような青色の瞳を見つめて行きながら、軽く鼻で笑っては自分は余裕があるんだぞと知らせにいた様に一瞬戸惑っている義威瀬を、睨むようにと見つめていく謝阿狗。


  攻撃を止んでくれている憤怒に体を操られていたとしても、彼はやはり自分とは違っていてまともな人間であるのを知らされているように感じつつ、無言で涙を零している彼の高い鼻梁に飾られていたような少しばかりずれていた、汗に濡らされている眼鏡と彼の悲憤に歪まされているような顔と、似合わないようにも思える様を見つめて行きながら、可笑しそうにと言葉を紡いでいく謝阿狗、「痒いね…パパさんよぉ…」


  「うっ!」刹那、謝阿狗が自分に向けに来るわざと刺激しに来ているような言葉に苛立ちを覚えては、またしても脳内に登って来る怒りに目玉を起爆され仕舞いそうな気がしては、悔しそうにと戦慄しては、思うがままに力を込めさせてくれないでいる両手に、虚しい思いを強いられているように感じつつ、悔しそうにと強く歯を食いしばっていく義威瀬、「お前を殺してやる…」


  まったくもって自分が彼に向けていた殺害予告を恐れていないようにと、自分の顔を見上げて来ては余裕そうにと頷いて来る謝阿狗の姿勢に、顔を歪まされているように思えては、どうして幼気な子供をあんな風にしたのに、被害者の親の目の前で平然といられるんだと彼に向かって叫んで見たくなってしまう義威瀬は、強く歯を食いしばっては、疼く喉に力を込めて行きながら、強く両手で彼の襟元を握っていき、「お前が…俺の幸せを奪ったんだ…!」


  自分の情けないくらいに加害者の前で戦慄しては震えているような体の存在に、苛立ちを覚えている義威瀬は何度も鼻翼に力を込めては強く息を吸い込んで、口角を上げたままで余裕そうな表情を保っている彼の深い緑色の眼を睨んでいく、「殺す…」自分が彼に投げていく言葉を楽しんでいるようにと、大袈裟なまでに太い眉毛を上げに来ては、自分の顔を見つめて来る謝阿狗に歯ぎしりして行きながら、喉から怒りに操られては、上手く発する事が出来ずにいる声を絞り出していく義威瀬、「いっぱい殺してやる…!」


  「幸せを奪う?」義威瀬が酷く向きになり自分を床から助け起こそうとしてくれている態度に、口角をくすぐられているように思いつつ、ぼんやりと目を細めては、瞬きを忘れるぐらいに自分の顔を睨んで来ては、自分を恨んでいる様を表して来る義威瀬の様が酷く滑稽のように感じつつ、チラッと目線を彼の両足の間にある酷く立派のようにも感じてしまう、項垂れていた浪貝に目線を向けては、ぽつりと声を発していく謝阿狗、「そんなことはないさ~」


  ”ドンー”忽然、自分が彼に投げいた彼の存在をからかいに行ったような起伏している声色に、酷く刺激されているようにと強く両手を自分の襟元から引いては有無を言わさずに、強く右手を自分の顔面に向かってぶつけに来ていた彼の拳から伝わって来る虚しい思いに、目を細められているように思いながら、漠然と自分の視野を真っ黒に染め上げに来るような脳内が痺れているような感覚を味わっていく謝阿狗、「ごほっ!」歯ぎしりしながら自分の事をいっぱい殴ろうと考えているはずなのに、娘の死で酷く衝撃を受けては、自分の顔を上手く殴れないでいるような義威瀬の顔を見上げて行きながら、面白そうにと口角を上げていく謝阿狗は言う、「幼い娘の初めてを…」


  「黙れや…!」謝阿狗がまだ自分の割れてはどうしたらいいのかが分からないでいる心臓を、刺激しようとする態度に、どうして世の中にはこんなにも極悪な人間が存在するのだろうかと分からなくなっているようにも感じている義威瀬は、苦しそうにと喉から声を絞り出していき、「屑野郎が!」義威瀬の酷く御冠である姿勢に口角が最大限なまでに上げられているように思えては、ぼんやりと目を細めては、流し目で彼の顔を見ていこうとする謝阿狗は、ぽつりと声を発していた、「頂いた気分はどうよ…?」


  突然、まるで自分の脳内を殴りに来ているような謝阿狗が自分に向けに来た一言に、眉毛を跳ねらされているように感じつつ、漠然と間の抜けた声を上げてしまう義威瀬、「あ…?」義威瀬が自分に向けに来ていた激昂になったとしても、上手く自分が彼に投げいた一言を理解できている様に、微かな安心感を覚えつつ、ニヤリと口角を上げていく謝阿狗は横目で彼の顔を見上げていく、「命を一回見逃してくれてた恩人にいい恩返しをして行けたかな…?」小刻みに首を横に振り始めている義威瀬の自分が彼に向けていた言葉を確実に理解していて、もう自分にこれ以上の打撃を向けに来る事が出来ないんだと言うを知らせに来るような、彼の涙を零す事すら出来なくなっているような様に、心を弾まされているように感じては、何度も鼻翼に力を込めていく謝阿狗は、引き攣っているような笑い声を零していき、「えへへ…~」


  「うああ…」恐る恐ると両手を上げていきつつ、謝阿狗がもう何かが自分の気絶していた間で起きていたのかを、上手く知れている自分にこれ以上のヒントを与えようとするように、チラッと目線で自分の浪貝をぶら下げていた股間に向けに来る彼の姿勢に、自分の体に残されていた絶望すら奪わられているような気がしてならないでいる義威瀬は、必死に両手で自分の頭を抱えていき、「あああああ!!」


  とめどなく自分の口内から飛び出ていく唾液を気に余裕を奪わられているような気がしては、自分の怒っている様を見上げたままで、ニヤリと口角を上げたままで、可笑しそうに笑い声を漏らして来る謝阿狗の態度に、脳内の全てを焼き千切られているように思えては、猛然と握り締めていく両手を自分の頭から引いては、彼に向かおうとする義威瀬、「てめえ!てめえ!」


  ”ドンー”猛然と自分の顔面にぶつけに来ている義威瀬の自分を殴って来ているはずなのに、彼の酷く苦しんでいる様を目にするとつい心が弾まされているように感じては、彼に殴られているのも、自分が作り上げていた罪の芸術だと思い込んでいく謝阿狗、「えへへへ…」彼の熱気を放っているようなくらいに、熱く思える拳に鼻梁を曲げられているように思えては、鼻腔の奥からまったりと鼻先に向けて飛び出ようとしているような鼻血の存在を気にする事なく、何度も自分の顔面を殴って来る義威瀬の自分を殴っているのに、彼の自身に怒っている不思議にも思える態度に脳内が起爆して仕舞いそうなくらいに、快楽に溺れては、彼の苦しんでいる様をもっともっと見たいと願っていく謝阿狗は、強く口角を上げていき、「何回もー」


  ”ドンー”有無を言わさずに自分の顔面にぶつけに来ては、脳内にある全てのものを飛ばそうとしているような義威瀬の攻撃を、呆然と真っ赤にされているような視野の中で感じて行きながら、可笑しそうに笑って行きたいと思っている謝阿狗、「何回も中でしゃー」”ドンー”脳内を炸裂しようと思っているような義威瀬の拳から感じて来る痛みと、連続に自分に向けて来る攻撃に耐えていければいける程に、自分はより自分が作り出していた誰もが真似することのない作品を、間近で堪能していけるようになれるんだと、強く思っていく謝阿狗は言う、「うれしいー」


  ”ドンードンードンー”自分に殴れば殴る程に興奮を覚えているような変態だとしか思えないでいる謝阿狗が自分に向けに来る、畏怖を覚えてしまいそうな様に、内心にある怒りが刺激されているように感じては、自分はまだまだ娘の仇を親として取っていないんだと強く思っていく義威瀬は歯を食いしばっては、口内に広げていく気持ち悪く思えるくらいの鉄さびの味を飲み込んで行こうと思っているのに、とめどなく自分の口内から零れては床に落ちていく赤い糸が混ざっていた唾液を、気にする余裕を謝阿狗に奪わられているように思えては、もう彼の事を苦しめようと思わないでいる義威瀬は、謝阿が一刻も早く死んでは、自分の目の前から永久に消え去ってくれることを切に祈っていき。


  「くせによぉ…」喉から空気を漏れているような謝阿狗が自分に向けに来る酷く沈んでは、地獄の底からこみ上げて来ているような酷くおぞましく感じてしまう言葉に、口角が斜め下の方向に固定されているような気がしては、自分はどうしてこいつを殺していなかったんだろと言う思いに、体中を満たされているような気がしている義威瀬は、苦しそうにと歯を食いしばっていた、「黙れ…黙れよぉ…」強く握っていた両手を謝阿狗の胸元に当てたままで目を瞑っては、一瞬も多く彼の様を見たくはないんだと強く思って行く義威瀬は大きく唇を開けては、粘っているような唾液で赤い糸を口内で引いて行きつつ、喉から声を絞り出していく、「畜生…!」

  

  義威瀬の完全に自分が彼に向けていた言葉に、撃沈されているような様に口角をくすぐられているように思いつつ、どうしても今の彼は自分に腰の動きを止めてと、願って来る散っていく花のような髪をしていた少女のようにしか思えないでいる謝阿狗、体の芯からこみ上げてくる興奮に、これ程罪深い事が出来るのは、この世にはきっと自分しかいないのであろうと、胸を張って地獄に行っては地獄の番人にでもなっていけるのではないかなと、自分に酷く期待している謝阿狗は、ぽつりと鼻血に汚されている唇を開けていた、「娘は何回もーうっ?!」


  まったりと自分の胸元に沿ってこみ上げて来る、義威瀬の猛然と自分の汗ばんでいた喉元に向けて来る攻撃に見開かされている謝阿狗は、有無を言わさずに自分に呼吸する権利を奪いに来ている義威瀬に、顔色を否応なしに変えられているような気がしてならないでいる彼、「げげ…」まるで彼の敗北を認めていたようにと、血痕に汚されていた額を自分の腹部に付けたままで、自分の喉を握り潰そうとする義威瀬の喉から零れてくれる情けなく感じてしまう唸り声に、笑って見たくなっている謝阿狗、「パパらめって…」本気で自分の存在を殺めようとしているはずなのに、自分の喉を鷲掴みにして来る義威瀬の両手にある力が酷く脆く感じてしまう謝阿狗は、必死に顎を上げたままで自分の顔面を睨んで来る義威瀬の顔を見つめたままで、強く鼻腔に力を込めを込めては彼の存在をより刺激して行けるようにと笑いながら声を発していく、「いってたぜ…」


  謝阿狗が自分に向けに来る酷く余裕そうな態度に歯ぎしりしてたくなっている義威瀬は、何度も弱っては戦慄しているような鼻翼に力を込めて行きながら、喉から声を絞り出していた、「殺す…」宛ら自分に彼の本気を見せつけようとするように、自分の喉元を鷲掴みにして来る両手にさらに力を込めている義威瀬の向きになり、何もかも見えなくなっているような様に、心を弾まされているような感覚を味わって行きながら、何度も鼻翼に力を込めては、彼の苦しんではどうしてもっと早く自分の存在を世界から奪っていなかったのかを、苦しんでいる顔をもっと見たいと強く願って行く謝阿狗は、自分の喉に上手く空気を入らせてくれないでいるような、義威瀬の強く喉を握って来る様に、目を有無を言わさずに細められているように感じつつ、苦しんでいるように紅潮していく喉に力を込めに行く、「ごへごへっ!」


  自分は上手く娘の代わりに少しでも幼い彼女の繊細な体を嬲っては、彼女がどれだけ苦しんでいたのかを意にも介さないで来ていた謝阿狗に、苦しんでいる声を発して貰っていたことに、微かな救いを覚えてしまう義威瀬は歯ぎしりしながら、自分が思うがままに力を込めてくれないでいる両手の存在に苛立ちを覚えつつ、ごくりと喉を割らしに来るような唾液を飲み込んで行く彼は、何度も鼻翼に力を込めては、自分の肌に焼かれているような空気を吸い込んでいき。


  

  「けっ…」義威瀬のもどかしい思いに刺激されて、思うがままに簡単にも感じていたはずの自分の左腕を折らして来ていた彼は、今はきっと自分には想像もつけないくらいに苦しんでは、どうしたらいいのかが分からなくなっているだけで、力はまだ確実に持っているいるんだと思い、とりあえず娘を殺していた犯人である自分の事をこの世から消し去りたいだけなんだと、内心で思って行きつつ、何度も鼻翼に力を込めては、力が悲憤に無くされているはずの彼が自分に向けて向けに来る、少しずつ強くなっているようにも感じてしまう力に、微かな不安を覚えては、自分にはまだ自分の左腕を奪っていた彼に復讐し終えていないんだと、内心で強く感じて行く謝阿狗は消え去ってしまいそうな自分の意識に、頭に朦朧としている苦しみを掛けられているような気がしては、辛そうにと唾液を零して行きながら、自分のこめかみに有無を言わさずに入り込んでいた尖っては、脳内に触れたがっているような尖っていた存在に、不安を強いられているように感じながらも、全くもって自分を殺めようとする義威瀬に歯向かって行けるほどの力を持てないでいる自分には、もう彼に殺されて行くのをただ見ているだけのことしか出来無くされているようにと思えてしまう謝阿狗は、苦しそうにと言葉を紡いでいた、「ちゃんと気持ちよくしなかったらバットでうっ!」


  無言で自分にもうこれ以上何もしゃべるなと語って来ているようにと、自分の喉を握って来ていた両手にさらに力を込めに来る義威瀬の本気さに恐れては、畏怖に焼かれているような背中が段々死と言う絶望に冷やされているような気がしつつ、自分はまだ死んではならないんだと、とっくに腐っていたようにも感じて来た世界に対して未練を持っているというわけでもないんだけれども、ただ純粋に死に対する不安と未知なる恐怖に、心を刺激されているように思えては、自分に強く刺激されても力が弱くなってくれないでいる義威瀬の存在に苛立ちを覚えては、ただ一人の娘を無くしたくらいでこんなにも怒って来る必要はないんだぞと、彼に外にある海原で佇んでいた柱の存在を、微かに曲がっていたような眼鏡で確かめて貰いたいと願っていく謝阿狗は、苦しそうにと喉から声を絞り出していき、「殴ってっ…!」


  小刻みに戦慄している顎を引いては、もうこれ以上自分と会話したくはないと語ってくるような義威瀬の顔を見上げては、可笑しそうにと笑っていく謝阿狗はどうせ彼も自分も大した日々を過ごせなくなっているはずなのに、無論のこと彼が大事にしている娘もそのうち皆で仲良くこの狂っていた世界とおさらばするんだと言うのに、どうして彼はこんなにも向きになっているのかは自分の内心の奥にあるまだ死にたくはないでいる思いに、答案を貰えているようにと感じてしまう謝阿狗は、思わず自嘲気味に笑って見たくなりつつも、自分たちの体の奥にはくそったれな神様がより確実に自分たちを苦しんでいける為の、本能と言う設定を施されていたんだと思い出していくと、つい一層この世の全てを恨んでしまいそうな気がし始めている謝阿狗は、強く鼻で悶絶して仕舞いそうなくらいに苦しんでいる息を吐き出しては、自分の顔を真っ赤に燃え盛る烈火の如く瞳で睨んで来る義威瀬は、自分たちの生活を狂わしに来ていた自称神のシルエットもきっと今はどこかで自分たちの無様な姿を楽しみながら、適当に人を殺めているのではないかと考えていく謝阿狗は言う、「安心しろよぉ…」


  宛ら自分が彼に向けていた安心して欲しい言う言葉に戸惑っては、却って不安になっているような彼のこれっぽちも自分を信じようとはしないでいる態度に、彼に鷲掴みにされている喉が微かに解放されているようと感じている謝阿狗は、強く熱気を放っては憎しみに満ちているような空気を吸い込んでは言葉を紡いでいき、「俺は一度もやってねぇって…」忽然、無理矢理にも感じてしまうくらいに、自分の彼の喉を握り潰そうとしていたような両手を剥がしに来るような一言を投げに来ていた謝阿狗の、自分のゆっくりと絶望に侵されているような顔を映し出して来る深い緑色の瞳に、口角が斜め下の方向に向けて引かれているように感じつつ、漠然と目線を遠くで自分たちの姿を見守ってくれているような義亜孔の微かに赤く見えて来る、日差しに照らされていた小さな体を見ていく義威瀬、「ああ…」


  娘の体に取り付いては放そうとしないでいた、自分の鼻を刺激しに来ていたような臭いと彼女の幼い体にぶつけていた自分の液体に、白い目を向けろと言われているような気がしては、恐る恐ると戦慄している目線を自分の無様にも思える様を見上げに来ては、自分を小馬鹿にしているような謝阿狗の本気の顔を浮かべたままで頷いて来ては、彼が自分に知らせに来ていた地獄の奥底まで、突き落として来ていた話に自分はもうなくなっているような思いを、強いられているような実感を得て仕舞う義威瀬は、苦しそうな息を零していた、「あ…」


  「お前の…」義威瀬が自分に与えて来ていた打撃に、体中を刺激されていたせいで上手く右手を上げては、自分の彼に苦しめられて来た喉元を擦っていく事すらままならないでいる謝阿狗は、自分を見逃してくれているようにと徐々に自分の胸元から体を放れて行く義威瀬の顔を睨むようにと見つめて行きながら、強く口角を上げては彼に自分の黄色の歯を見せつけに行くような謝阿狗は、強く鼻で息を吐き出していき、「娘の体にある汁はみんな…」


  「や…」謝阿狗が自分に知らせようとする想像するだけで、自分の事も彼と同じように永遠に許せなくなってしまいそうな言葉を拒んでいくようにと、恐る恐ると戦慄している両手で自分の頭を抱えて行きながら、何度も首を横に振ってい義威瀬は懇願していくようにと、霞んでいく視野の中にある確実に存在しては、自分の顔を見上げに来ている自分の体を嬲る絶望の権現と化していたような彼に懇願して行くようにと、喉から戦慄しているような声を絞り出していく、「やだ…」


  宛ら自分に手籠めにされてしまいそうな乙女の如く、自分に弱り切っているような態度を示しに来ている義威瀬の現実で暮らしていくと、一体どれだけの理不尽や訳の分からない辛い出来事に遭ってしまうのかを、全くもって分かってない姿勢に心の奥にある彼の人物像が酷く純白の少女に見え始めている謝阿狗は、自分の顔を金輪際見たくはないと語ってくるような、両手で彼の汗ばんでいるこめかみを押さえている様を見つめて行きながら、喉から嗄れていた声を絞り出していた、「彼女の弟と妹なんだぞぉ…?」


  ぽつりと自分の唇から零れていた一言に、眉毛を有無を言わさずに跳ねらされてしまう義威瀬の顔を睨むようにと見つめては、自分の存在を恐れては不安に抱かれている彼の姿勢を一秒でも見落としたくはないと、切に願っていく謝阿狗は強く笑って行きながら、自分にもうこれ以上のことを何も言わないでくれと願ってくるように体につられているようにと、戦慄している青色の瞳を自分のもとから逸らしては、光を自分が彼に向けて来た真実に奪わられているような義威瀬の初心な様を睨み付けいく謝阿狗は、ついイケメンな彼の辛く見えては、自分の目の前で父親に助けを求める幼い女の子と同じような姿勢に、興奮気味になれている謝阿狗は、楽しんでいるような声を発していき、「最高やろ…?な?」


  何度も自分の心を潰しに来ているような謝阿狗が紡いでくる言葉に、頭が割れているようなくらいの苦しみを抱えられているような気がしてならないでいる義威瀬は、辛そうにと強く両手で頭を抱えて行きつつ、自分の十本の指を頭皮に食い込もうとしているようにと、強く力を込めていく彼は苦しそうにと歯ぎしりして行きつつ、自分の顔を見ながら笑ってくる謝阿狗の顔を睨んだままで、何度も首を横に振っていく、「あああ…」


  謝阿狗のまるで自分の唇から漏れていくような声に、満足しているようにとまったりと上げていた頭を後ろに向けて引いて行く様に、苦しみをを覚えては娘を嬲っていた相手を出来る限り苦しんでから殺そうと考えていたはずなのに、逆に相手に苛まれてはただ一人で頭を抱えていく他に何も出来ないでいる自分は、娘を上手く守れないでいただけではなく、なくなっていた彼女の代わりに仇をとってやる事すら出来ないでいる自分はどうしようもないくらいにダメなやつなんだと強く悔やんでは、脳内に食い込んで来るような指の感覚を懸命に感じて行きつつ、自分はまだまだ謝阿狗に精神を完膚なきまでに潰されてはならないんだと、何度も心の中で自分に言い聞かせて行く義威瀬、「あああ…!」


  宛ら自分に向けてギブアップしているようにと悶絶して仕舞いそうな思いを抱えては、酷く悔やんでいるような声を漏らしに来る義威瀬の、唸り声を零しつつ涙を流して来る可愛らしく感じてしまう様に、体中を焼かれているような思いを貰っているように思えては、楽しそうにと後頭部を自分の汗に濡らされては、ひんやりと感じて来る床に当てて行く謝阿狗は、自分の顔を見下ろしに来ているような天井を見上げて行きながら、喉から興奮に震わされているような声を発していき、「楽しすぎて言葉も出られねぇのか…」

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